Friday, December 28, 2012

End of the year(年末)

あっという間に12月も終わり2012年の幕を閉じようとしています。ボスも含めてオフィスのメンバーはほとんどクリスマス前後から2−3週間の休暇をとっているのですが、自分はやり残した仕事やプライベートの雑務をするためにオフィスにきています。静かなオフィスで業界の動向を調べたり、来年のプロジェクトのアプローチを考えたり、オフィスに来ている同僚のデータ専門家とお昼に行ったりと、自由に時間を使いながら来年に向けて準備中。仕事を変えて以来バタバタしてきたので、この冬の静かな時間を今まで来た道やこれから行く道に思索を巡らすいい機会。マヤの予言にあるようなことは起きなかったけれど、時間の進み方が早くなっている事も、世界の経済や政治が行き詰まっている事も現実なので、来年一年も後悔しないよう全力を尽くして瞬間瞬間を生きて行こうと思う。今年も冬休みに今持っている蔵書を再度ひもとき、また、良い機会なのでTEDのセッションを掘り起こして視聴してみようと思う。やはり、来年に向けて外から精神的エネルギーを蓄え、それを中で醸成して行きたいなと。そしてタイミングとして来年に向けた抱負を書き出さなければ。。。

Tuesday, November 20, 2012

Postmortem(リビュー)

今さっき、マネジメントへのプレゼン終わりました。昨日午後現場に2回行ってシステムがどう動くか、その他の影響要因を確認出来たので、全てを昨日今日で調整し(ネットワークへのログインプロセス確認、サーバー稼働確認、プロジェクターに合わせて資料のフォント変更、室内の明るさ調整の為に一部蛍光灯取り外し、音量設定、室内温度設定、アダプター確保、携帯デモが動かない場合のマックでのバックアップ、そして資料のプレゼン練習)、プレゼンに臨む。出来る限り準備したので自信を持って落ち着いてプレゼン出来たと思う。システムもしっかり動いたので良かった。ボスからフィードバックがある。トピック、方向性、ビジネス視点、マネジメントの戦略思考に合致し、引き続きプロジェクトを進めて行くよう、何か問題あれば協力して行きたいとのマネジメントからのフィードバックが得られ、当初の目的を果たしたみたいである。今回のプレゼンに向けビジネスアプローチ、ロードマップ、システム構築を進めてきたので、一段落した今、全てを一つのビジネスプランにまとめて、フォローアップして行きたいと思う。二塁打くらいのインパクトはあったのでは。なんとか安心して感謝祭を迎えられそうかな。。。今年の感謝祭は家族で海岸沿いを南下してみたいと思う。

P.S.今日もう一度反省会を開く。資料を3枚まで減らし、システムデモに時間を割き、全体的にうまくいった。ただし、話をもっと単刀直入に、ポイントを明確にしたらもっと良くなる。相手は忙しいのだから、10分あると思わず、10秒しかないと思って、相手の興味を考え、手短に話し、ポーズして(息をついて)相手の反応を見て、質問があればもう少し深く入り、なければどんどん行くというペースをつかむべき、というフィードバックをもらう。まさにそのとおり、次回進歩したシステムとプレゼンをするためにこれから2ヶ月準備して行こうと思う。

Friday, November 16, 2012

Reason to exist(存在価値)

ご無沙汰しています。月一のアップもままならない。怠け癖ですね。

仕事も組織とかダイナミックスとかが渦巻いていて、強いチーム、強いメンバー、面白い仕事ではあるけれども、気を抜くと足をすくわれるかもしれないそういう匂いがしてきた。まだチーム内での自分のポジションも弱く、キーメンバーに僕の存在価値が認められていないのがプンプンするので(これは以前の研究所でも同じで、あの時は口も聞いてもらえなかったし、今回のほうがまし)、ここで一発気合と共に、目に見える価値を提供しなくてはヤバい。とはいってもなかなかホームランのチャンスはないのがいつものパターン。やはりファールから入って、ヒット目指さないと。

ただ救いなのは、今組んでいるパートナーがめちゃめちゃポテンシャル高く(CIAのデータエンジンはかれがほぼデザインしたらしい。やはり面接の時、なんか怖くかつ飛んでる感じはしていたけれど。。。)、腹を割ってはなせる友達になったので、互いに知恵をしぼって、マーケットの兆候をじっくり観察し、社内社外の情報を集め、いいものをデザインして、どーんとマネジメントに提案しようと思う。内容に加え、どのように見せるかもそれ以上に大切なので、ライブデモのインフラを整え(今日場所の下見に行ってきた)、プレゼン資料の最適化(5枚程度に絞り込み)、口頭説明の骨組/ストーリーの作成、そしてチーム内での練習プレゼンなど今週末やらなくてはいけない。来週の火曜日が本番。何回やっても英語でのプレゼンは緊張するけれど、今回勝負かかっているので、腹をくくって、十分練習して、落ち着いて、相手を見据えてやり抜こうと思う。

来週は感謝祭。その前にヒットを放ちたい。。。

Sunday, September 16, 2012

Usual Pain(いつものパターン)

実りの季節。庭の菜園は元気がよく、野菜だけではなく果物も買わなくていいかも。日本種のトマト(オドリコとモモタロウ)は本当においしく、ミニトマトもいける。ただ、メキシコ種とイタリア種がちょっと水っぽく(トマトソースにはいいかも)、今後どう消費するか考え中。ブドウも結構おいしい。
ところで、新しい職場であっという間に3週間が。。。最初の2週間は何が何だか分からないまま走り続け、知らないプロジェクトに飛び込み、先週はいきなりアジアで本番プレゼン(飛行機の中で用意→なんとかこなすもフィードバックがぱっとせず→ちょっと落ち込む)。予想はしていたものの、現ポジション、自分のキャパより上で、アップアップ状態。皆の期待に応えられず、皆のスピードについて行けず、なんか自分がアホっぽく感じられる。でもまたこれもいつものパターンなので、耐えて、工夫して、全力尽くして、少しずつ出来るところから結果を出して行かなければならないんだよね。分かっているけれど、背伸びをするのは、きつい。負荷をかけなくちゃ伸びないのは分かっているのだけれど、つかれる。でも、今のすごいチームに入れてもらったのもラッキーだし、このチームに貢献して信頼してもらいえるようになったら、それはキャリアがどうとかよりも、ただうれしく楽しいと思う。それを思って頑張って行こうと思う。1ヶ月の終わり、つまり来週中にある種ガッツリなんか結果出さないと。ネタはあるので、あとは仕込みだ。来週はオフィスに泊まる勢いで頑張ろうと思う。

Friday, August 31, 2012

Connecting to the world(一体感)

ご無沙汰しています。先週ついに9年以上勤めていた会社を辞めました。理由としては、一つの会社で長く働きすぎると、シリコンバレーでは今後の転職が難しくなること(能力と向上心がないので動かないと見られる)、3年(営業)3年(オペレーション)3年(技術)と一通りやりたいことをやり、最後のプロジェクトでそれらを統合・完結した感があったこと、会社のマネジメントと直に仕事をする機会を得て、今去っても去らなくても、結局業績悪化による解雇は逃れられないだろうと思ったこと。そう心に決めてから、最後の6ヶ月のプロジェクトを全力で締めくくりつつ、少しずつ仕事友達と話し始めたところ、いろいろなオプションを提示してもらい、結局、新しい会社の研究所に勤めることになる。

日本という文化・バックグラウンドを背負いつつも、それを超えて人々とつながりたい。わかりあいたい。そういう気持ちが小さい時からあったと思う。お金とか名声とかグルメとかファッションとか、そんなものはどうでもよく、どこかそういう世界とつながる場を探していたと思う。仕事で海外へ出たり、海外の学校で学んだり、国内で外国人へのボランティアをしたりなど、いろいろ試してみた。全てが自分の身になり、今へつながっている。けれどもどれも求めている場ではなかったような気がする。

ただ最近シリコンバレーがその場なんじゃないかなと思い始める。テクノロジーとビジネスの進化のスピードが早すぎ、人種や国境を気にかけている余裕がない。そんな場所は世界でも、いやアメリカでも、シリコンバレーだけじゃないかなと思い始める。そのため、前の職場も今の職場も人種構成を見ると、ぐちゃぐちゃである。それは横だけではなく、上を見ても。今、同僚は、イタリア人とアメリカ人と台湾人とインド人だけれど、僕のボスはマレー人、そしてそのボスはイスラエル人。でも、皆、笑いながら、でもスピード感を持って、多大なプレッシャーを跳ね返しながら、がんがん仕事をしている。また、プレッシャーの下で一緒に戦うと、自我が出る。その上仲良くなった友達は、信頼でき、仕事場を離れても仲良くなる(金融とか法律系とか仲良くならないらしいけど。。。)。そして、必ず、日本文化を買ってくれる、武道の良さや、居酒屋の良さや、日本人の価値観を共有できる外国の人に出会う。「あー、分かるその良さ?あそこに、こーいうのがあるんだよ。じゃあ、絶対一緒にいこうぜ。おー!」みたいな。その時、日本人としての誇り・喜びとともに、その枠を超えた世界とつながっているという一体感を味わう。太郎さんが言っていたように、人間は一人では完結出来ない。世界と一体になった時に生き甲斐を感じる。祭りはその一体感を体験出来るものである。現代人は祭りを日々に見いだしていかなくてはならない。というのはこのことのような気がする。

皆が皆、僕みたいな願望を強く持っているとは思わないけれど、それは認識していないだけで、この一体感は、人間本来の欲望であり、社会とテクノロジーが進化するにつれて、個人が孤立する時、生きていく(生き甲斐を感じる)のに必要になる環境だと思う。国を誇りに思うだけでは、国粋主義に陥って結局、国対国の対立概念に巻き込まれるのかもしれないけれど、それを超えて、より抽象度の高い世界につながれば、その条件に引っかからず、かつ、より大きな喜びを感じられるのではないか。なんて思ったりする。自分がラッキーなことを心から感謝しつつ、そのうちまたバシーッて引っぱたかれるので、それでも動じない腹をつくりつつ、一所懸命に貢献していきたい。

ただ日本の友達から聞く日本社会の閉塞感やいろいろな切羽詰まった問題を聞けば聞くほど、どうにか皆、飛び出して似たような経験ができれば、戻っても、心に熱いものが宿り、ノイズに動じない生き方ができるんじゃないかなあと思う。社会人が難しいなら、大学生、いや高校生、これから日本を引っ張っていく人達には是非手に入れてもらいたい強力な精神的バックボーンのような気がする。