Thursday, December 16, 2010
Chiristmas Present(クリスマスプレゼント)
初めてアメリカに来た時にすごく驚いたのが、クリスマスプレゼントの多さだ。こちらでは、クリスマスにクリスマスツリーを飾ってその根元にプレゼントを置き、クリスマスの朝にプレゼントを家族で開ける習慣がある。
普通、親2人と子供3人の5人家族なら、子供へのプレゼント3箱、というのが日本的な考えだろう。もう一歩踏み込んで、子供が親に手作りプレゼントということで、追加2箱、合計5箱ということろだろうか。ところが、個人主義のアメリカはそんなものじゃない(か自分のステイした家が特別なのか)。つまり、5人が5人にプレゼントを送る、そう20箱(5x4)。ステイしていた学生が2人いたので、ツリーの下のプレゼントは合計42箱(7x6)に達していた。ちょっとTooMuchな感じ。。。プレゼントがかぶらないようにするのにメンバー間でいろいろ事前調整・交渉がなされるのもうなずける。
しかしそれだけではなかったのだ。昨日話していた同僚によると、そこには、もう一人重要人物を加えなくてはいけなかったのである。そう赤い服を着た白ひげのおじさん、サンタクロース。小さい子供がいる家では、親から子供へのプレゼントに加え、サンタクロースから子供へのプレゼントも加えなくてはいけないらしい。子供側からすれば当然かつ道理にかなっている。楽しいイベントのクリスマスではあるけれど、目の前にそれだけのプレゼントが並ぶと、ちょっと退いてしまうのは、僕だけだろうか。
因みにAtsu家では、アンチ物質偏重主義なので、あんまりプレゼント交換・お土産などの習慣はない。クリスマスのサンタクロースはいいけれど、誕生日とかも、子供達がささやかなプレゼントを受けるのは賛成だけれど、できれば子供達には1年間無事に生きれたことを神様や周りの人へ感謝しそのお返しとして恵まれない人に寄付する日、そんな風に感じてもらいたいと思う。
Wining (愚痴)
ところで、愚痴をこぼすくらいなら再挑戦、ということで、あんまり愚痴らない自分だけれど、時々横っ面をはたかれるので、そんな時は自分の中で一人が愚痴を言ってもう一人が聞いているみないにしてなるべく周りの人に迷惑をかけないように努力している。でも修行がまだ足りないので、この一人ぶつぶつ期間が数日から1週間だったりして、外からみるとむすっとしているのかも。。。要改善。
ただ昨日会社でかなり愚痴ってしまった。インド人の友達と会社の戦略を議論していてちょっといらいらしていたことと、同じタイミングで他に納得いかないことがあり、ついその友達とアニーに愚痴ってしまった。帰りの車の中で反芻して、愚痴は自分に戻って来るんだから良くないだけでなく損だと思ってもなお愚痴りたい気持ち、それと同時に愚痴ることに対する嫌悪、なんだかなあと思っていた。
そんな時、どこからともなく「あのゾマホンだったら愚痴らないよなあ。テレビで有名になり成功していろいろやってるのかなあ」なんてとふと思う。早速、渋滞にもまれつつ、ネットで調べてみる。知っている人もいると思うけど、ゾマホン氏は、一人アフリカベニンから来た苦学生。彼の言動・信念・態度は、河井継之助に通じる気高さがある。「自分の命は愛する国と人のためにある」。調べてみると昔僕も読んだ「ゾマホンのほん」からたけしの付き人になり講演活動等積極的に活動・成功しているにもかかわらず、生活態度に全くのブレがない。ただそんな成功者の足をひっぱる人達によりかなり精神的に追い込まれたようだけれど(これは太郎さんも言っているけれど、日本人の国民性には無邪気な親切心・同情心がある反面、無責任な迎合心があり、それが場面場面で非常にいやらしく働くようである)、立ち直り、自分の使命に全力投球しているみたいだった。改めてその精神力・気迫・気高さを目の当たりにして、一人車の中で感動し、単純な自分は、家へ着く頃には、もやもやはすっと消えて、僕ももっと頑張りたいというとてもうれしい気持ちになっていた。
やはり自分自身を鍛え上げつつも、頑張っている人達のドラマを自分の血肉として取り入れ次のレベルに進む、そういうエネルギー補給経路を確保するのはいいなあと思った。いつか彼の講演に参加してみたいと思う。僕も身近なところから初めて、家族・コミュニティ・組織と、皆に貢献できるように頑張ろうと思う。仕事ももう残り1週間。目標達成に向け、ひた走りに走らなくては。
Sunday, December 5, 2010
NY(ニューヨーク)
久しぶりのNY。でもこっちで頑張っていた友達はほとんど次のチャレンジへ飛び立って行ってしまったので今日は街の探索少々と明日からの仕事の準備。ちょっと残念。NYの摩天楼のバーで飲みながらいろいろ話をしたかったのにね。
活気があって人が多く芸術・エンターテイメント・ビジネスがすごい勢いで回転しているNYはとても魅力的な街だ。東京やLAに比べればそれほどただだだっ広いわけではなく結構移動しやすいし。地下鉄に乗りながら「あー、マトリックスはやっぱりNYの地下鉄じゃないとね」なんて思ったりもした。ただ、やっぱり都市型じゃない自分は、自然を身近に感じられる、もっとちっちゃいサンフランシスコが落ち着くなあとも思った。SFを思いつつ、NYを充分に満喫できたらなあと思う。
因みに今話題のスパイダーマンのミュージカルをチェックするかも。
Saturday, December 4, 2010
Starting Career(新卒状況)
もちろん、シリコンバレーで頑張っている若者(フェイスブックのマークとか)みたいに起業するという手もあるが、それなりのサイズの企業を目指す場合、やはり工夫して準備しているとチャンスもめぐってくるような気がする。あとその人の覚悟というか。自分の子供の世代は生き抜く上でいろいろ工夫してみるといいと思う。
- まず自分のやりたいことを察知してトライする軽快なフットワークを身に着ける。
- これは具体的キャリアとしては幅があり変化していくものだけれどその方向性・嗜好・一貫性は驚くほど小さい時と変わらないので早い時期にそれを自覚する。
- その領域にかかわるためにはどこへでもいける用意がある。これは、世界共通語の英語をベースにその他関連語学を習得することに加え、自国内外でも開放的に楽しく前向きに生きていくことに慣れる。
- その領域にいるいろいろな人に会い、彼らのチャレンジ、ニーズ、方向性を幅広く集め研究し自分なりの貢献方法、そこへ到達する準備等を行う(学生の時充分に出来る)。
- 叩かれ強くなる(弱気な自分を蹴飛ばす習慣)。岡本太郎さん的だが、自分を受け入れた自然な振る舞いは存在感というか自信というか一緒に何かやりたい感じをかもし出すみたいである。
こういうのを広い視点で見ながらやったらバイト・サークル・合コンだけの日々(自己反省)よりぐっと手ごたえがあるしやっぱり次につながるんじゃないかなあ。もちろん地域に根ざしたビジネスが生活のベースにあるわけでみんながみんな外に出る必要もないけれど、こういうことをしたいしそれなりの生活もしたい、というような人は、広く見渡してみるのもいいと思う。仕事でちょくちょく訪問する北欧は、その高い生活レベルを維持する産業を振興していくには、小さい自国内だけでは無理なので、自然に外に出て生き抜いていく態度が見て取れる。(どっかのタイミングで森に帰る=帰国したいと思っている人が多い感じがするけど)。日本やアメリカや欧州、アジアや北欧、若者がもっと交流して意見・情報交換をすると結構いいアイデアが見えてくるかもしれない。
Friday, December 3, 2010
Cool Colleague(すごい仲間)
また、それに加えて自分の所属するチームがなかなかおもしろい。どんなチームでも人それぞれいろいろあって表裏で人の足を引っ張り合ったりするものなのだが(いままでかなり巻き込まれた経験あり)、今回のチームは一味違う(か自分だけお人よしでそう思っているのか)。一人一人がなんかこう仕事と人生に自信を持っているようで、他を助ける余裕がある。しかしやさしいというのではなくて、交渉相手としてはかなりやりにくそうなアグレッシブさを秘めてもいる。チーム内でもぎりぎりのラインで建設的な批判を繰り広げ合うが、最後には「じゃあ、やろうか」という前向きな雰囲気がある。
そんなチーム員の一人ニコというおっちゃんがいる。いろいろかっこいい男を見てきたが、彼はAtsu的には超かっこいい生き方に属する。見た目は、キューピーちゃんがおっきくなったよな風貌(目がくりっとして、薄いけどちょこんとたった金髪に、お腹ぽっちゃり系)なのだが、ロケットエンジニアでPhD、コミュニケーション力、プレゼン力、企画力、交渉力、ビジネスモデリング、語学力(英語・ドイツ語・フィンランド語)、人を笑わせるウィット。子供も三人いてスーパーおやじである。
しかしこのおっさんのかっこよさはここからだ。例えば、彼の子供が学校で「うちと父ちゃんはすごいんだ。なんでも作れるんだぞ!」なんて言ってると、他の子供は「何言ってるんだ。作れるって言ったって、椅子とかだろう。たいしたことないじゃん。」なんてところだろう。いや、彼は本当になんでも作ってしまう。見せてもらった写真だけでも、オートバイ、飛行機、船、腕時計、、、。組み立てるだけでもたまげるのに、パーツも鋸とかドリルでがんがん作ってしまう。セイコーの逆回転時計はここ(www.suukko.com/ps)。
僕はいつも物つくりにあこがれてきたので、彼の物つくり魂を垣間見て感動してしまった。僕よりも数倍のインパクトを仕事で残していて、おまけにこんなすごいことまでしてる。まったくどういう時間のやりくりをしているのやら。一度一日弟子になってかれのアプローチを真似する必要あり。
Bicycle(自転車)
ところで、自転車といえば、僕は1歳になる前から地元の保育園に通っていたので、うちのおばあちゃんが1歳から6歳まで毎日自転車で送ってくれたのを思い出す。ちなみに僕だけでなくAtsuBrotherがいたので、一番重たい時で、4歳の僕をハンドルにかかった前の椅子に、6歳の兄を後ろの椅子に乗せて、20分の道のりをかっ飛ばしていたおばあちゃんは、すごかったなあと思う。それも通算5年間、雨の日も風の日も。おもちゃ買ってもらったとかじゃない、体当たりの愛情を貰った僕らは本当に幸せである。最近になり、いかに大変かわかって来たが、今回スタンフォード大学に向かってチャリをとばしつつ息を切らせながら、納得した感がある。
ハリーポッターの第一話は、ハリーの母親の捨て身の愛情がその皮膚にしみこんでいて、それが最後にハリーを助けるという魔法の法則によるもので、当時ストーリーとしてはもっとひねってもいいかなくらいに思っていたけれど、結構物事の真実を突いているかもしれないなあと最近思う。忍耐強いやさしさは、ボディーブローのように深く響き、必ずどこかで影響するみたいである。
Tuesday, November 16, 2010
Various Careers(いろいろな仕事)
**********
やはりロサンゼルスということで、ディズニーの研究所に顔を出す。
Form the future(未来を描く)
ところで最近ボスが変わった。今度のボスは、こちらのBDには珍しく、Hands-On で、チーム重視のタイプ(ボスのボスはその反対かも)。つまり、必要なことは自分で率先してやって、チーム員を鼓舞しつつ、突き進んでいくタイプである。来期の目標についても、チーム目標ははっきり掲げつつも、個人としてどのように取り組むかはかなりの部分個人が提案することを期待される。言い換えると、自分の興味と自分の強みをうまく掛け合わせてどのようにチームに貢献し、そして自分も向上させていくか、つまり自分の未来を自分で描くべく期待される状況にある。
過去を切り捨て、未来を憂えず、瞬間瞬間の充実とその積み上げに焦点を当てるようにしているけれど、やはり最低でも半期ごとに一歩下がって景色を見渡して、どのルートを通って最終地点(向上と貢献)へ向かうかを確認・計画・軌道修正するのは、効果的みたいである。来期は、よりグローバルなプロジェクト(ターゲットマーケット、パートナーシップなど)にかかわり、アカデミックスクール(ビジネス、Econ、デザイン等)からもっとアイデアを引き出す仕組みを作り、チーム内外で技術・マーケット・社会動向の大きな流れを理解・発信する仕組みを作り、そして自分の興味のあるテーマ性があるコンテンツ(エンタメ、教育、芸術、他)の仕組み周りのプロジェクト(クラウド?)に取り組んで行きたいと思う。それがどう未来につながるかよく見えないけれど、わくわく感を頼りに突っ込んでいこうと思う。
Friday, November 12, 2010
World Evolving(世界は回る)
http://ozzie.net/docs/dawn-of-a-new-day/(英文だけど。。。)
最近時間の流れ、状況・環境の変化、テクノロジーの発達等、世界が回る速度が急加速している気がする。インテルのアンディー・グルーブなども創造的破壊をもうずいぶん昔から言っていて、理屈ではわかっていたけれど、ここ最近生きる実感として、「今の状況・地位が将来を保証することはない。自分からどんどん自分を変えていかなくては生き残れない」ということを肌で感じる。テクノロジー・人々の行動が急速に変化するなか、企業としてそれを今の地位を脅かす避けたい脅威と捉えた瞬間に破滅に一歩近づき、企業にとって避けられない乗り越えなくてはいけない挑戦と捉えた瞬間に創造に一歩近づくのではないだろうか。これは、個人にとってもコミュニティーにとっても又国家や政治についてもそうなってくると思う。あまりに多くの部分がめまぐるしく変化しているので混乱しがちな反面、全ての部分の意味を深く理解し、全体を見渡せる視野を持ち、作り上げたい創造のビジョンを示し、その上で部分部分を全体にまとめあげるオーケストラの指揮者みたいな、そんなマエストロなリーダーが今あらゆる集団で求められているのだと思う。特に新しくないコンセプトなんだけれど、ただ最近本当にその切実さを身近に感じる。
船には乗ってしまった。陸はない。いつまで続くかしれない嵐がそこかしこで吹き荒れている。嵐に向かうと抵抗が強いが、一緒に向かっていくと結構操縦しやすかったりする。自分としてのオプションは、船で生きる腹を決め、酔い止めを飲み体をならしつつ、一番貢献でき楽しめそうなポジションを探し、さらに自分の技術・貢献の向上に取り組み、船とチームの維持に寄与。船長は大丈夫か。だめならどうするか。陸を見つけようとすることに希望を見るのか。他に希望があるのか。そこらへんがまだわからない。
Thursday, November 11, 2010
Harmony(調和)
最近「おもしろいっ」と感動する時はなんかこうシンクロした時なのかなあと思うことがある。個人的に何かを消費して「おもしろいっ」というのとは一味違う他との一体感。
太郎さんは「調和なんて言葉は大嫌いだ。お互いが譲歩した結果としての調和は人間として開いていない。あるとしても、お互いが自分を押し出して火花を散らした後での均衡こそが本当の調和なんだ」って。僕は調和をもう少しやわらかくかつ動的にとらえている。
自分を素直に押し出して言いってうまく行くこともあるしいかないこともある。でもそんな中で自分の出していく波長に他の人がシンクロしてぐるぐるっと物事が回る瞬間、又波長が合わなかったけれど、だんだん合ってきてあるときそれがぐるんとシンクロする瞬間、そんな時「あっ、おもしろいっ」と感じるような気がする。波長のシンクロ。瞬間の調和。
相手に礼を失しない程度にぎりぎりまで自分を押し出す。シンクロする時もあるし、しない時もある。でも、シンクロする時のあの感動を求めて、日々勉強して自分を高めていく、それが生きがいかも。仕事で生活でどんどん自分を真っ直ぐ表現していってシンクロし合える仲間に出会う機会を増やして行ければと。
Monday, October 18, 2010
To LA(LAへ)
Thursday, October 14, 2010
Cuoriosity(好奇心)
そして日の出は、日の入りとあわせて一日のうちで誰もが自然に柔らかく感動できる時じゃないかなあと思う。この日もコーヒーを飲みながら日の出が見れてとても気持ちよかった。
Sky(空)
Tuesday, October 12, 2010
Crab in SF(SFのカニ)
これは以前出張で行ったパリでも同様に感じたこと。友達が有名な海鮮物の店に行こうというので行ったけれど、何か臭い。横で地元っぽい人も貝とかむしゃむしゃ食べているのでしょうがなく頼むとやっぱりなんか臭くておいしくない。おまけに、僕が席を立ってトイレに行っている間に、言葉が通じない友達にウェイターが無理やりたくさんオーダーさせていたりして、ぶちきれた自分は「そんな頼む訳ないだろう。戻さないなら、全部キャンセルして立ち退くかせてもらう」と言ってやっと収まったりと、観光地の海鮮物にはなんかうさんくささが残る(やはり地元の人の行くところを探さないとね)。
そこでSFでもっともカニがおいしいとうわさのThanhLongなんだが、なんだかなあ思って今まで行かなかったけれど、先日友達が出張で来た機会になんとなく行く気になり予約して行って見る。お値段はやはり「MarketPrice」と書かれているだけあり高かった(一皿40ドル)。でも正直かなりおいしかった(日本の食べ方とちがってローストなので日本とは違ううまさだけれど)。うん、SFに来る人はフィッシャーマンズワーフでカニなんか食わないでThanhLongに行って欲しいね。ちなみに、周りを真似して僕らも一人カニ一匹とガーリックヌードルをシェアしたけれど、多すぎたので、次回は二人でカニ一匹とメイン・ヌードルをシェアしたほうがバランスが取れると思う。
今回は食べ切れなかったので残りを持ち帰ってアニーに味を分析してもらう。ソースが持ち帰れなかったので、是非二人で近いうちにもう一度行って彼女にあのシークレットレシピを我が家で再現してもらいたい。かっぱの煮込みに続く、秘密レシピへの挑戦。
Sunday, October 3, 2010
Passion(情熱)
太郎さんは「現代社会は人間全体として生きるのが難しくだれでも虚無感を感じてしまう。それを突き破るには僕みたいに自分のマイナスに賭けるんだ」と言っている(そして壮絶に生き抜いている)。自分なりに解釈すると「結果(成功したい)を考えると不安(失敗したくない)になる。身体(結果)にとらわれると(失敗したくない)、心(情熱=生きがい)が死ぬ。身体(結果)にとらわれないと(失敗してもいい)、失敗して社会的・経済的そして身体的に死ぬかもしれないし死なないかもしれないけれど、死ぬその時までは心(情熱=生きがい)は生きる(つらいけど)。死ぬこと(死んでもいいと思うこと、でも死にに行くのではなく、生きるために全力を尽くすこと)が結局強烈に生きることに繋がる。死即生。虚無感を乗り越える(生きがいを感じる)には、情熱を押し通すことによる受けるつらさ(マイナス)を喜んで受け入れ、過去と未来(結果)を切り捨て、ただその瞬間に全力を尽くす」ということ。武道や禅でいう「生きたければ(悟りたければ)死にに行け」というのはこういうことなのかなあ。
自分の生活で言うと、自分の弱さを事前に鋭くキャッチしてそんな自分を一発蹴飛ばして目覚めさせてから物事に取り掛かるとなにかこうやる気がもりもりっと湧いてきて自他ともにすがすがしかったりする。ただとことん追い込まれた時にも一発蹴飛ばせるかが問題だがそれまで百回・千回蹴飛ばし慣れればもしかしたら出来るかもしれない。下半期もあと3ヶ月。久しぶりにこれでもかというくらいに情熱を吹き上げて突っ走ってみたい。
Wednesday, September 29, 2010
Neighborhood Sightseeing(ご近所観光)
(パロアルトのオフィス)
ここは一番遠いご近所である自分のオフィス。「机の上に書類がない!」と驚かれた。そういえば日本にいる時よりあきらかに書類の量が減ったなあ。レポート、契約書、プレゼンテーションなど読んだり書いたりするけれど、昔のように報告書作成等の仕事は減ったと思う。AtsuJr.はご機嫌で裸足でオフィス内を走り回っていた。。。
**********
(ゴールデンゲート公園)
やはり超近場といったらここ。よく週末にお弁当持ってピクニックへ。この日は無料コンサートがステージで行われていた。おにぎりを持ってお散歩。夏が短いSFでは、暖かい日は、平日だろうが週末だろうが、いろいろなところで、ピクニックやBBQをやったりしている。「みんな働き盛りに見えるけど、働いているのかなあ?それとも超成功してもうリタイヤ?」
(モンタラビーチ)
(ゴールデンゲートブリッジ)
(ティブロン/チャイナキャピン)
**********
お天気の日には、良く日没をここに見に行く。この日はとても暖かく、やっぱり行かなきゃなあということで、夕食前にちょっとドライブ。金曜日だったこともあり、キャンプファイヤーのセットアップをしている人がたくさんいた。
(ロンバート坂)
Friday, September 24, 2010
The beginning of the day(1日の始まり)
Wednesday, September 22, 2010
Little Princess(お姫様)
今回は前回よりもかなり修行のつらさが軽減。Atsuの経験値向上と母子の急速な体力回復に加え、強力な助っ人が登場したため。走り回るAtsuJr.を確保する担当としてAtsuママが1ヶ月程SFに。2人とも仲良くなったみたいで、朝から晩までいつも一緒に協力し合ってくれているので助かってます。ここ数週間SFのお天気が良く、食料品等買い物がてらいろいろドライブして回っているので、僕ら3人良いリフレッシュになっているかも。
Thursday, September 2, 2010
Dealing with change(変化をどう捉えるか)
新しいポジションに移ってからというものこの一年間、仕事上で信用を築きあげるのにいろいろ工夫・実践・体当たりしてきて、最近やっと自分の居場所が出来た感がある。仕事もしやすくなってきた。あっちこっちに頭をぶつけ、横っ面をはたかれて来ている自分としては、経験上
「うっ、最近いい感じだな。ということは、そろそろ何か飛んでくるか?」
「いや、自分からもうちょっと怖そうなものに飛び込む時期到来か?」
みたいに考えていた。そんな時に、いきなり今のボスが辞めることに。まだ修行が足りない自分は、
「えーっ、1年間かけていろいろ結果を出して、やっとのことで文句がちのボスも信用してくれるようになったのに、また一からか?」
「だいたい新しいボスの予想はつくが、コンセプト主体で実践がともなわない型は、相性あんまりよくないんだよなあ。」
「なんか、どうなるのかなあ。」
なんて一瞬ちょっと取り越し苦労的ネガティブな方向に考えて、どよーんと空が低くなった感じがした。これじゃあ進歩がないと思い、
「いや、この1年間結果出して進歩もしたし、新しいボス・新しい方針にどこまでついていけるかというのもいい修行。」
「変化が早いこの世の中、慣れるが勝ち。頬の皮の厚みを増やすのには、平気で淡々とやる。プロとしての芯は変えないが、方法はまたいろいろ工夫して、幅を広げ、適応することが大切。」
なんて考え直してみると、すっと空が高くなった感じがした。
組織改変はもとよりレイオフとかが普通な労働力の流動性が高い知識ベースの社会は、グローバルに見て既に到来している。もちろん、今必要とされている技術やこれから必要になる技術を身につけることが大切だけれども(あー、もっとテクノロジー及び業界動向を勉強しなくては。。。)、まあみんな能力的には似たり寄ったりだし、小手先の業より大技、はたかれない守備よりもはたかれても大丈夫な厚い頬、どこでもやっていくんだという気概、出来れば、何があっても平気な太っ腹(ロックのような)を醸成するのが、第一のような気がする。一番手っ取り早いのがそういう状況にどんどん飛び込んで慣れることなんだろうね。これからの若い人は、そういう覚悟というか平気を身に着ける工夫をするといいと思う。
でも精神論だけでなく、やっぱり準備が大切、特に、頭の回転速度ではなくじっくり思考で詰めていく自分としては。とにかく、新しい組織の情報を集め、作戦を練り直して、先手先手に行ってみようと思う。
Monday, August 30, 2010
Hot Pot Meeting(お鍋会議)
うーん、以下に写っている汗かいたご機嫌なおじさんと鍋の感じから、地方の温泉街にある食堂で鍋を食べながら一杯という感じかな?
「おっ、お肉、もおいいねえ。」
「いやいや、まず、一杯どうぞ。」
**********
いや、商売っぽくない机と椅子、整然とならんだ配置、大学の学食か?
でも鍋が置いてある学食って聞いたことないしなあ?
「おーい、証券取引法ゼミはこっちにあつまってくださーい。」
「○○ちゃん、横の席、空いてる?」
**********
いやどれも違う。そこで超ヒント。。。あれ、この自転車の色合い、青・赤・黄・緑、どっかでみたことあるぞ!?
「どこだっけ?見たことあるなあ。」
「なんか、こう、ネットっぽいよね。」
**********
はい、そうです。実はまたネットの雄のGキャンパスに行ってきました。ちょっと仕事ではまっているので、ボランティアで買って出たWebサイトのアップデートのスペックを協議するために、時間を搾り出し昼休みに、後輩のところへ。
(後輩)「水曜日は中華のHot…があるので、11時半に集合ということで。。。」
(Atsu)「ふーん、中華のHotかあ。炒めたてのチャーハンとか頼めるのか、いいねえ。。。」
なんて思って行って到着してみると、そこには鍋が。。。鍋!?
(Atsu)「ま、まさか、これはHotPot(鍋)では!?」
(後輩)「言ってなかったですっけ?」
(Atsu)「そういえば、Hotなんとかって言ってたけど、ま、まさか、社食でしゃぶしゃぶとは。。。いや、文句はありません。。。」
黙々と食べつつ、スペックだけはしっかりリ協議しOKをもらい、会議目的は達成。でも、本当にたまげた。いやー、Gキャンパスは、いついってもびっくりする。仕事でもプロジェクトを組んで何かやれたらおもしろいかも。さーて、とっととWebサイトのアップデートを完了させなくては。。。
Saturday, August 28, 2010
Board Meeting(ボード会議)
4時に集合だけれど、まだまだ日は高く気温も暑い。今回はインナーシャツを着ないで入るも、水も全然冷たくないし、いい感じ。久しぶりだが、波の形がいいので、何度もテイクオフ出来る。この日は、家の近くのオーシャンビーチやパシフィカもすごくよく、たくさんの人が入っていたので、ここではそれ程人も多くなく、波を取り合うこともなく、みんなでおしゃべりしながら、波が来たらパドルするみたいなゆったりしたセッションだった。日暮れまでいつまでも入っていたかったけれど、家での仕事もあるので、皆より一足先に出る。皆はその後、飲みに行ったみたいだったが残念今回は参加できず。。。
Tuesday, August 24, 2010
Summer in SF(サンフランシスコの夏)
そんな涼しいSFもここ数日は熱波が訪れいい感じである(運転中は暑いけれど、散歩などには心地いい)。友達間でも、就業時間後波乗りイベント告知が流され(SFは夏は夜9時頃まで明るい)、初心者大歓迎、ビギナーのサポートとしてなぜか僕の名が入っていたので、参加予定。又、ビーチまで行かなくても(といってもビーチまで10分だけど)、近くのゴールデンゲートパークでは、夕方にそこらじゅうで、ジョギング、散歩、ピクニック、BBQなどやっているので(特に金曜夕方)、何か企画しないと。。。
Wednesday, August 18, 2010
Sword to give life(活人剣)
ところで活人剣。。。僕としては、剣を通して自分を向上させ、社会に貢献する(人を活かす)という意味にとって、そのために基本をしっかりやろうと。でも彼らの剣道を見て、正しく美しい剣道は、直接人を感動させ、やる気を出させるんだなあと。それも国境を越えて。本当に勉強になりました。彼らであれだけ出来れば、僕はもっと正しく、もっと強く、もっと美しく出来ないと人を感動させられないなあとちょっと反省。自分が子供達を教える機会があれば、ああいう剣道が出来るようになってほしいし、そういう指導が出来るようにならなくちゃいけないと思った。彼らにはこれからもどんどん日本を代表して世界中の道場破りをしてもらいたいもの(僕も出張の度にやってます。。。)。また機会があったら是非サンフランシスコ・北カルフォルニアにまた来ていただき模範稽古をしてもらいたいもの(月曜日から土曜までどこかしらの道場で稽古があるので)。
さあ、基本稽古、基本稽古。素振りからはじめなくては。。。
Monday, August 16, 2010
Annie's Kitchen(アニーズキッチン)
**********
写真が縦になっちゃったけれど、黒豆と醤油とねぎで煮たタラ。焼き魚が好きで(秋刀魚、鮭、さば、ぶり、あー、本当においしいよねえ。。。)あんまり中華の魚料理は、、、という自分だけれど、この味付けの魚料理はいつもいけるなあと思う。中華料理屋にいったら試す価値あり。中華名調べときます。
**********
Friday, August 13, 2010
Kendo/Iaido in Calfornia!(カルフォルニアで剣道・居合道!)
Foggy City(霧の都)
でも特にサンフランシスコは景色がいいと思う。それも自然の景色がいい。昨日帰るときに通常の西の海岸側ではなく、東のダウンタウン側から入ると、西側がすっぽり霧と雲に覆われてすごくきれいだったのでちょっと車を停めて一枚(我が家はあの雲の中の右方面。。。)。にょきっと出ているのは、ツインピークスの丘の上に立っている電波塔。雲海が海側から上ってきて、サンフランシスコの半分を覆うこのような景色は夏に良く見られる。これを見るたびに、空の色、太陽の色、雲の感じなど、宮崎駿の世界に共通するものがあると思う。広く・高く・新鮮な感じ。パロアルト周辺のカラッとした感じとは少し違う、いつも風が吹いてくる、時々肌寒いけれど新鮮な感じというのかな。会社に近くもっと暖かい南に引っ越そうかと家族会議中であるけれど、やっぱりサンフランシスコもいいよねぇ。
Tuesday, August 10, 2010
NCIA Summer Camp(北カルフォルニア居合道連盟夏合宿)
**********
全部で40人程度参加。NY、コロラド、ワシントン、LAとサンフランシスコ以外の地域からも参加がある。岸本先生や山崎先生に来ていただく全米キャンプ・トーナメントに比べ、参加者が少ない反面、より細かい指導を受けられるので参加者は非常にやりがいがあると喜んでいた。世界中から引き手あまたの伊藤先生に毎年わざわざ北カルフォルニアに来ていただき我々は本当に幸運である。その好意に応えるためにも、今年こそは少し進歩したところを見てもらおうと、他のメンバーと去年のノートを復習・練習、加えて演武のビデオを取り(ついでに剣道も)課題の明確化と練習をここ数ヶ月続けてくる。お昼ごはんを一緒に食べながら、
(先生)「今年はいいねぇ。力強いねぇ。」
(Atsu)「え、そうですか?(進歩したかな!?)」
(先生)「いやー、去年よりいい翻訳だよ、うん。」
(Atsu)「。。。」
その後、居合に関してアドバイスをお願いし、いろいろなポイント・今後の課題を教えていただいく。来年こそぐっと進歩してみたい。いやしなくては。翻訳だけじゃなく。。。
**********
これは、NCIAからの参加メンバーと先生との集合写真。3日間家から通うも朝から(朝7時出)晩まで(食事後夜11時着)で家族の顔も見る機会がない程詰めてやったので、これから数ヶ月は、家族中心に行かなくては怒られそうな雰囲気。それにしてもこれは毎回書くけれど日本にいたら会う機会のないような先生方と知り合い、その技・人間性・アプローチに触れることが出来、本当に幸運である。まだまだ、その技・理合を先生方や書籍から学び、研究・整理しつつ、その検証を稽古で行い、それを日々の生活でも活かしていく必要がある。先の長い、でもやりがいのある取り組みである。来年は、なんとか日本に上陸する機会を作り、先生にご挨拶に伺いたいものである。さて、夏のイベントもひと段落したので、2010年下半期、腰を据えて仕事に取り組まなくては。。。
Thursday, July 29, 2010
NCKF Summer Camp(北カルフォルニア剣道連盟夏合宿)
今年は、去年に比べ、4-6段レベルの参加者が少なく、彼らと一緒に稽古が出来なくて残念。でも、他のたくさんの参加者と一緒に、基本から応用まで、じっくり稽古が出来て大変良かった。又、去年同様、自由稽古の元立ちに40分間立ち続けるのは、大変苦しく、いい経験になった。先生方が、いつもこういう風に苦しい元立ちに立ち続けていることを考えると、日々の稽古でももう少し自分を苦しい立場に置かないとなあと思わされた。
今年も、メニューとしては、素振り、足捌き、木刀による剣道基本稽古法、面をつけての基本稽古、応用技、地稽古、懸かり稽古、切り替えし、ジョギングという感じで、2日目は、日本剣道形の指導と審判講習が行われる。
もちろん今年で14回目となる太田先生が訪問され、陣頭指揮をとっていただく。先生には、本当に健康に気をつけていただき、末永く、日本又世界において正しい剣道の振興に貢献していただきたいと思う。日本剣道形打太刀の演武を見ることができ、稽古もつけていただき幸運。先生相手には、とにかく攻めて打ち込むだけで、かわされ返され打ち落とされヘロヘロにされ、立っているのがやっと。ただ絶対構えは崩さないと決めたのでふらふらになりつつも中段で前へ出続けなんとか2分間。もっと内容ある稽古をしてもらうためにも、基本力として切り替えしと懸かり稽古をもっとやり、崩れない剣道に近づかなきゃと反省。。。
そして去年に引き続き梯先生登場!いつも静かで丁寧な話し口調。でも怒ったら怖いんだろうなあ。。。今年は、基本を重視しつつも、去年よりも応用技について、皆に指導していただく。出ばな技、摺り揚げ技、返し技など。全体指導の際に、なるべく前にでて先生の試験台になることで、より多く技をかけてもらい、その感覚を覚えようとしてみる。特に感動したのが、「出ばな面が得意でない人はこういう風にアプローチしてみてはどうだろうか?」という何気ないアドバイス。これに「おー!そーかなるほど、これはすごい秘訣だ!」と感心しているが回りは「はー?」みたいな反応。通訳の人が略しちゃった感がある。とにかく、これからそのアプローチ要研究。そして、日本剣道形仕太刀の演武を見ることができ、仕太刀の体捌き、抜く方向、あのしぶい全く無駄のない動きは、僕の目指したい剣道。稽古もつけていただく。ボコボコにされました。体当たりも稽古もすごく手加減してもらっているのが伝わってくるのだが、ヘロヘロにされ、2・3度吹っ飛ばされては転び、朦朧としながら、ただ前へ。手もしびれ、足もしびれ、息も出来ず、かなりよたった稽古になってしまいちょっと情けなかった。先生の対応は、全て正しい動きと打突と体当たりで、ただただ自分の地力のなさを身にしみるものだった。これから一年、来年の3分間の稽古において崩れないで攻め続けられるように、頑張っていこうと思う。
又、審判講習では、全米少年剣道大会を視野にいれ、主に有効打突の見極め方を丁寧に実際の試合審判を通して指導していただく。難しい打突が行われた後に必ず試合を一時停止し、「なぜ、今のを取ったのか?」「なぜ、今のを取らなかったのか?」「周りの皆は今のをどう思うか?」と審判員に考えさせ・回答させた後に、先生の見解を述べていただき、それに対して質疑応答という感じだった。やはり、面と小手の取り方が難しく、審判により判断がぶれることがあり、そこを自信をもって取りにいけるように、又は、取らないように、訓練しなくてはいけないと思った。
Wednesday, July 28, 2010
Tournament Judge(試合審判)
参加者は9歳以下から18歳まで250人くらい、個人戦と団体戦で、6コート同時に試合が行われる。審判員も朝から夕方までノンストップで1コート6人くらいで回す。試合運営を優先にして、昼食も別々に食べることに。なんとか時間内に全ての試合を終了することが出来る。自分の審判だけではなく、他の審判を見ることで、勉強になることも多くあった。事前に審判規則・細則・要領など全ての書類に目を通して復習していたのがすごく役に立つものの、ケースによってはやはり自分なりのしっかりした判断基準を求められ、地道な稽古及び審判研究・経験が大切だなと思えた。
**********全米から剣士が集まってきているが、南カルフォルニアの参加者数及び受賞数がとても多くその実力を充分発揮していた。でも北カルフォルニアも、男子団体と男子16-18歳の部で優勝。又、WKFというチームは、普通の袴ではない韓国バージョン(白地に1本黒の縦ラインが入っているもの)をはいていたけれど、高校生レベルで数人とてもいい剣道をしている選手がいて、チームも強く、しっかりした指導を受けていると思った。是非、いつか稽古をお願いしたい。それとは別に、今大会を通して特に一人、南カルフォルニアの男子高校生選手が試合運びや技の出し方などとても熟練していて、自分としても大変参考になる。あのレベルは、日本でしっかり練習・指導を受け、最近親の駐在とかで渡米したのかなあ。彼とも稽古をお願いしたいもの。
「ポジショニングの大切さ」
まずそもそも、打突が起こった時に見えなくては、自信をもって判断出来ない。どう言い訳しても、打突時に見えない場所にいたこと自体あってはならない。だから、選手の動きと打突を予測して、その先回りをしなくてはいけない。最速の小手や面を見極めるためには、(今の自分のレベルでは)最高度に視覚の集中度を高めないといけないもののずっとそうやっていたら倒れちゃうので、全体を見つつ、技が予測される時にぐっと集中力を上げ、その後また通常に戻るみたいなメリハリが必要。小手や合い面は、打っている、打たれている選手にはかなり明確なもので、有効打突を取ってもらえない又は無効打突を取られるのは大変くやしい。だからこそ自分の責任でしっかり判断する勇気が選手を勇気付けると思う。あとやはり自信を態度として外面に現すことで、観客及び選手にも信頼感と安心感を与え守りに入らず全力を出していく雰囲気を作り、騒々しい試合場では、大きく明確な発声が試合進行の安定材料になるのを感じた。そして、正しい理合にかなった剣道を振興するためにも、前への技を取りに行き(間合いを詰めて攻め・切り込んでいるので切込みが深くなる)、引き技は少し辛く(間合いが遠ざかりながらの技は切込みが浅くなる)取るが、これは瞬間にその加減を判断しなくてはいけないので、有効であるための加減(深さ・強度・崩し・振りかぶり・踏み込み・間合等)の基準をあらかじめ、攻め技、引き技、返し技、出ばな技など、技の性格により、設定・イメージしておく必要があると思った。これは、今後日本から来ていただける先生に質問・確認したい事項である。又、特に子供達相手の審判では、有効打突6要素の内「正しい竹刀の打突部位で」「正しい防具の打突部を」「刃筋正しく」ができていれば、残りの「充実した気勢」「適正なる姿勢」「残心」はある程度でも有効打突にする。特に、全審判員を通じて、正しい鍔迫り合いを奨励・指導し、必要であれば反則も取りに行くようにしようというコンセンサスがあった。
地元道場で稽古しいろいろな仮説を試してものにしていきつつも、外へ出て見たり体験したりすることで新たな課題が生まれそれが次の目標に。これからも、機会があれば、審判や選手として大会に参加して行こうと思う。そのためにも少し体重を落として身を軽くしなくては。。。