料理研究家であるアニーがピザを生地から作ってたりしていたので、ピザーラが好きな自分は、あれのせよう、これのせようと勝手にトッピングを投げ入れ、すぐボリューム満点ピザになってしまっていた(以下の写真。おいしいけどね)。
今回、イタリアへのグルメの旅(主目的はビジネスだけど。。。)へ行くにあたり、本場はどうなのだろうと興味津々。

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前回書いたように、イタリアのピザは、生地のおいしさとさっぱりしたトッピングが特徴。アニーも僕も、アメリカ風ボリューム満点からイタリア風クリスピーピザへ方針転換して、再現に向け始動。
あまり考えず、薄めのナポリターナ(トマトソースとアンチョビとガーリック)、それに手作りパスタを作る。パスタは、厚さが一定せずラーメンみたいに。。。ピザはおいしいんだけど、生地の焼き具合が今一歩ぱりっとこない。

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イタリア系アメリカ人のピーターに相談すると、「それは、僕持っているけど、ピザ・ストーン(石釜をオーブン内で再現)で焼かなきゃだめだね。」とアドバイスしてくれる。調べると80ドルくらいでオーブンの中に入れるピザストーンが売られていた。しかし、「研究経費としても、ちょっと高いなあ」と思っていると、全く同じ材質で格安の方法があることをネットで発見。ピザストーンと同じ陶磁器の材質のタイルが売っているHomeDepot(建材屋)へ行き、購入。5ドルなり。
そして焼きもぱりっといい!ちなみに下の写真は、アンチョビ、サラミ、卵、とカプリチョーザ風。生地がちょっと厚めでドライだけど、ローマのあの味まで近い!

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しかし、金属のトレイで焼いていた場合は、そのままオーブンに入れられたけれども、石の場合は、トレイから石へやわらかいピザをスライドさせなくてはいけない。特に、生地をうすーく伸ばして、その上にトマトピュレーを伸ばすしトッピングをのせると、金属トレイ上ではこのスライドがかなり難しくなる。スライドが失敗すると以下のようになる。いろいろ調べると、本場では木のべらでスライドさせる。クッキング専門店に行くと、ただのべらなのに、40ドルくらいする。、「研究経費としても、ちょっと高いなあ」と思った自分は、もちろん、目測で形と厚さを覚えてそこを去る。。。

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いつものパターン。同じ材質の板をHomeDepotで購入し、カットして作成。15ドルなり。金額だけでなく、作ること自体が楽しく達成感があるので、ついHomeDeptへいってしまう自分。 使い勝手良好。

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すべて道具・手順を揃え、アニーの助けもかりて、生地のレシピを改良し(小麦粉・オリーブオイルの調合具合)、再度挑戦。以下が最新作。うん、ローマで食べた味に近い!これからは、一人でもちょくちょく作ろうと思う。
ピザ創作熱も一段落、次は。。。手作りパスタかな。