Sunday, December 27, 2009

Communication(コミュニケーション)

クリスマスも終わり今年もあとわずか。2009年は本当にうれしいことも大変なこともいろいろあり、勉強になる年だった。今年は有給休暇消化のためと来年への準備のために長めに冬休みを取ったので、クリスマスにかけてサンディエゴへ家族旅行に行き、年末はゆっくり家で家族と時間を過ごしながら、読書・沈思・勉強・運動に当てようと思っている。

ところで冬休みに入る前に、半期の目標達成度と前年度のパフォーマンスリビューを行う。僕としては、かなり押し込んでいろいろ達成し、目標も優先度をつけ、チーム優先で仕事をしてきた。その経過も週毎に報告。顧客にとって大切なこまごまとしたことも手を抜かずに行う。

ところがバーチャルチームであるためか、コミュニケーションがうまくいっていなかったようで、自分が思っていたよりも評価は低かった。説明してみたが反応が今一歩。せっかくかけられた期待に対して残念であったが、冷静に分析してみると、自分の判断や貢献内容は良かったみたいで、そのコミュニケーションの仕方に改善の余地がありそうなのが見えてきた。あんまり、俺はこれやった、あれやったと吹聴するのは好きではないが、上司がチームとしての貢献を証明するためにも、部下(自分の)ひとつひとつのAchievementを細かくドラマチックに報告し(自慢するわけではなく)、現場での優先順位の入れ替えも随時報告し、上司の性格に合わせて、もっとも適した報告体系を模索していく必要があるみたいである。チームは、リサーチャー出身とビジネス出身のメンバーで構成されているので、違う価値観が混ぜこぜになっている中でもしっかり密にコミュニケーションをとる技術を身につけたいと思う。全く、いろんなタイプの人と働いて(たくさん失敗しつつ)勉強になるね。

来年もどんどん出来ることは改善して前に進んで貢献していきたいね。

Wednesday, December 9, 2009

University of Cambridge(ケンブリッジ大学)

ご無沙汰しています。元気に頑張って毎日生きています。

そう、あの英国名門ケンブリッジ大学に仕事で一週間訪問することに。日本の外でどれだけやれるか試してみたいと思ってサンフランシスコに来たけれど、北米・アジア・欧州に加え欧州北端のフィンランドや北極圏内まで訪れる機会などがあり、不思議な縁だなあとよく思う。そしてケンブリッジまで訪れる機会があるとは。。。

最近移った新しいチームは世界にチーム員が点在するバーチャルなグローバルチーム。チーム員は世界に散らばる研究所に配属され、自分はスタンフォード大学・バークレー大学に隣接しているパロアルト・バークレー研究所勤務。今回はケンブリッジ大学に隣接するケンブリッジ研究所で会合が開かれ参加。

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ケンブリッジ大学といえばオックスフォード大学とならぶ英国並びに世界の名門中の名門。1200年後半に創立。日本的には、鎌倉時代後半、まさに元寇に対して日本の侍が戦っていた時代。古い。。。特にサイエンス分野に強く、ノーベル賞輩出も世界最多レベル。ニュートン、ダーウィンなどが有名なところ。日本人ならあの白洲次郎が青春時代を過ごした学校。これは、キングズカレッジの写真。白洲次郎が行ったクレアカレッジや有名なトリニティカレッジを見学する暇がなくとても残念。時間があれば、ホマトンカレッジ剣道部に稽古をお願いしようと思うもそれもかなわず。仕事だししょうがないね。

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毎日朝から夜までチームビルディングや会議をこなしつつ、夜はまとまって食事。この日は、セイントジョンズカレッジのプライベートルームで会食。高いんだろうなぁ。ロンドンに出張で何度も行ったことがあるけれど、よく言う「イギリスのご飯は高くておいしくない」というのにはまったく同感だったけれど今回滞在の食事はすべておいしく、ケンブリッジだからなのか、行ったとことがいいからなのかわからない。ところで食事のあとは必ずBarへ流れて飲むという北欧連中の習慣は笑える。時差ぼけによろけながらも全参加。これでサウナがあれば最高だけれど。。。

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仕事で忙しくあまり街を探索する機会がないものの軽く歩いて回ってみる。夕方歩いていると、小学生が何人も黒いマントに黒い角帽、そして鮮やかな色のマフラーをして歩いているのは本当にハリーポッターの世界に来たようで不思議な感じだった。街並みも古い建物とうまく合うようにいい感じで整理されていて、歩いている大学生達も知的な感じで好感が持てた。女学生もまさに図書館系。カルフォルニアは自由でアジア人も多くとても良い環境と思いつつもリベラルすぎるところもあり、自分の子供とかが行くならケンブリッジとかの方が生活も含めたエチケットというか生き方みたいなものを身につけられそうだなと(勝手に)思った。でもどうやってあういう名門に入るのかなあという疑問はあるけど。

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これはあのニュートンが万有引力に気がついた時のリンゴの子孫と言われているリンゴの木。本当かなあ?なんて疑ってもしょうがないけれど、ニュートンがケンブリッジ大学にいたのは事実なのでなんとなく感慨がある。

アメリカほど商売気がないようでケンブリッジ大学ロゴが入ったシャツや帽子も大人用のしかなく、子供用や赤ちゃん用などがなく、特にお土産も買うことが出来ず。でもあの街中を歩いて感じた雰囲気はとても忘れがたく是非家族でもう一度行ってみたい街だと思った。

ところで日本から来た姉妹校の女子中高生らしい小集団があちらこちらを徘徊していた。日本の女子中高生から見たケンブリッジはただの田舎に見えるのかなあ?たぶんカルフォルニアの真っ青の空とかの方がインパクトあるんだろうなあなんて思えた。