Monday, December 29, 2008

Pacifica Beach (パシフィカビーチ)

最近運動できていなく体重が増えてきたので、気合で8時前に出社し、3時までに仕事を切り上げ、そのままサーフィンに行く。さすがに、ビーチで革靴・ジャケットからウェットに着替えていたらちょっと浮いていた。。。

練習していないので筋力も落ちパドルが遅い。さんざん波にもまれてもうくたくた。おまけにめちゃめちゃ寒い。でもダイエットの為にも日暮れ近くまで頑張る。少しは減量につながってくれればいいのだが。今日は、なかなかいい波はなかったけど、夕焼けがきれいだったし、おまけに沖で鯨が2・3度ジャンプしたのも見れた。

明日も、大晦日も仕事だけれど、午後は海につかりながら来年度の抱負を考えようとたくらんでいる。。。

Saturday, December 27, 2008

Economic Climate (経済の行方)

最近、食べ物ばかりだったので、仕事のことも。。。最近忙しくて、皆とサーフィン行ってないなあ。

ご存知のように今年7月に始まり、10月(?)にリーマンブラザーズ倒産で火がついた、世界同時金融危機。それに派生して、クライスラー・GM・フォードが倒産間際という状況のなか、世界同時不況がすぐそこまで迫っているようである。このような経済見通し不透明な中、北米では雇用調整(レイオフ=首切り)が始まっている。

本当にやばいのは、四半期かつ4-3月決算の日本と違い、半期かつ1-12月決算の欧米企業の数字が明るみに出る1月後半から2月半ば頃かもしれない。この頃には、欧米企業の損失状態が明るみになる。時価会計による差損(株式、不動産)、急激な為替変動による為替差損、需要収縮による売上げ減、これらが、雇用調整を推し進め、信用収縮(お金が借りられない)が個人まで広がる。すでにシティーバンクの個人向けクレジットカード金利が通常の7%くらいを16%くらいまで一方的に引きあげたられのがアメリカで話題になっている(つまり個人が気軽に買い物が出来なくなる)。

グローバルでビジネスをしている今の会社は、特に新興地域(アジア・中国・中近東)で成長していたようだ。これらの地域は、アメリカにものを輸出することで儲け、それが個人消費に還元されていた(つまり当社商品・サービスを購入してくれた)。

アメリカにいると、「なんでこの人たち、クレジットで借金しまくってまで、こんなにたくさんもの買うんだろう?」と思う場面に出くわす。日本人だからなのか、「借りたものは返す」という前提に立つと借金にたいするいくらかのプレッシャーを感じ、買いまくれない。しかし、アメリカでは、もうテレビから雑誌からじゃんじゃか「借金してください、簡単ですよ」のメッセージがあふれ、人々も旺盛な物欲を借金で満たしている。結局これが、最近の世界経済を引っ張ってきたんだなあと思ったりする。その購買欲が、スローダウンしてきている。感謝祭とクリスマスで垣間見た、デパートによる値引き合戦はすさまじいものだった。在庫を吐いて、キャッシュフローは改善されるが(倒産しないためにはこれ一番重要)、結局利益率の低下による経営内容の悪化は避けられらないだろう。昨日行ったショッピングモールでは、全米で展開しているデパートの「Mervin's」が店じまいセール。売り場の棚まで売っていた光景は結構異様だった。

このような状況で、アメリカの購買力減速の影響が世界に反映しそれが自分のいる企業に跳ね返ってくるのは、3月末(end of 1st quarter)と6月末(end of 2nd quarter)の経営陣による経営内容のレビュー時だと思う。そこでさらなる雇用調整が起こると自分は見ている。

すでに組織改変と雇用調整のミックスしたもの(大幅な組織変更と数百人規模でのレイオフ)が発表され先手を打とうとしている当社の経営陣は手堅いと思う。しかし、こういう構造不況を実感として理解して、そのためにはビジネスに直結する価値創造、またコスト感覚を鋭くしたオペレーション施行等を即実行しなくては、チームとしても個人としても死活問題(つまり、雇用調整が加速した時、自分のしていることは会社の戦略に合致しているか、している場合他に比べてパフォーマンスをだしているか、が生き残りの指標)だと考えている人はまだ自分のいるオフィスには少ないようである。16人いる自分のチーム(技術者・サポート・営業)では、プロセス化・オートメーション化・チーム個人目標設定最適化・成果物の明確化等を過去2年間やってきた。回りの環境が当初予定より加速度化しているので、先週やった個人の成績考課面談の際に、僕なりの状況把握、対応策、スケジュールを説明してみた。少数ではあるがこの状況で文句しか言えない人がいたが、もうそういう人たちを甘やかしている時間も余裕もないので、やる気と成果のみを評価軸として、全速前進しかないだろうなと考えさせられた面談だった。

中期的に自分のポジションにも手を打って発展させていかなくてはいけないけれど(戦略にフィットした新たな技術プラットフォームをマネージするか、専門のビジネス開発であたらなポジションを探すかなど)、まずは2009年に入り次第、今のチームをより大きなチームに移行し、それぞれ価値を創造できるポジションへ着陸させる手筈を整えなくてはいけない。次に、より大きなチーム全体でのコストダウン・能率アップを提案・実現していく必要がある。ということで、2009年はかなり激動かなと思う。オフィス内の政治にもアンテナを張って、チーム・個人で価値を出し、またそれをアピールしていく。年末ゆっくり休んで、本を読んでエネルギーを充電し、提案・プロジェクト計画を練り込み、1月から走るという感じか。

なるようになるだろうと思うけれど、出来る限りのことをして、慌てず状況を冷静に見据えて行きたいと思う。このような時こそ、剣道・居合道・呼吸の練習を通して、心身の鍛錬とリラックスを維持していけたらなあと思う。

ところで、日本も不況突入を前に大変になると思う。だけど今のマスコミの騒ぎ方(オンラインでいろいろ新聞やTVの動向を見る限り)を見ると、もう少し日本以外の国(アメリカ、中国、韓国、インド、アジア、ヨーロッパ)の現地で感じられる現状(バブル崩壊度がすごくかなりやぱい状況。。。)を正確に国民に伝え、日本の消極面だけでなく、積極面もバランス良く伝えていったほうが建設的なような気がする。ネガティブな人を引っ張っていくの本当に大変だもの(エネルギー吸い取られるし)。。。

唯一、この難しい時期に起こるポジティブな面は(自分が雇用されていなくては元も子もないが。。。)、2001年のITバブル崩壊時と同じく、人々の移動が始まる。つまり、価格が高いベイエリアから人が引越し始める。そうすると、個人間での中古品市場・情報提供がいきわたっているベイエリアでは(クレイグズリスト:http://sfbay.craigslist.org/)、お得な中古品(新品同様だったりする)が出始める。これから数ヶ月、クレイグズリストももりあがるんだろう。チェックしなくては。

アメリカ・シリコンバレーからの感想でした。

Italian Pasta (イタリアンパスタへの道)

僕がイタリアンピザの研究をしている間に、アニーはパスタについて研究。イタリアで手にいれた料理本3冊とネットを元に、イタリアでの味を再現しようとしていた。

サンフランシスコにはノースビーチというイタリア街があるけど、あんまり値段・味ともにいける店はないというのが僕の印象。しかし、以前住んでいたロシアンヒルにある「ノブヒルカフェ」は地元の人でにぎわうお値打ちかつおいしいイタリア料理屋さん。そこで出るパスタは、ボリューム・味とも本当においしい。

これは、ノブヒルカフェのウオッカ風味のトマトベースアラビアータ。ガーリック風味にピリッとした唐辛子、ベーコンとトマトの深みのあるソースであえた固めのスパゲティーはおいしい。アニーは、このソースの再現に成功し(本当に全く同じレベルでびっくりする)、家でも食べれるようになった。
**********
これも、ノブヒルカフェのフェテチーニ・アル・ペスト。固めのフェテチーニに、ガーリックとバジルが効いたソースがからみ、とにかくすごくおいしい。このレストランでは、必ず頼んでしまう自分。この再現はちょっと難しいかなと思いきや、これまたアニーが家でソースを再現。アニーの舌の感覚と料理技術には結構感動する。
**********
この研究結果として家でステーキ&パスタを作るとのこと。せっかくなので、サンフランシスコのノエバレーにある手作りパスタのお店に昼休みに繰り出し、手作り生パスタを購入。アニーのノブヒルカフェ風ペストソースでパスタを絡ませ、隠しておいたマッカラン12年のウイスキーを見つけ出されそのベースで作ったステーキソース、やわらか味のベジタブル。家で焼いたパンと共に、大成功。かなり豪華な食事に。。。
**********
そして、この締めくくりには、自家製パスタだよねと二人で話していた。前回手で伸ばして厚さが均一にならなく失敗したので、お手ごろなパスタマシーンを探していたのだけれど、なかなかいいのが見つからない。
そんな時、以前アニーがイタリア製のマシンを持っているけど、洗ったら錆びて壊れてもう使えないと言っていたのを思い出した。機械に弱いアニーのことだから洗ったあと組み立て間違っているんじゃないかなと思いチェックすることに。思った通り。。。全部分解して、錆びをとって、全体構造を自分なりに理解してみると以前の組み立て方におかしな点が。。。再度、自分なりに組み立て直し、オリーブオイルと小麦粉で汚れを取る。動く動く。料理器具等におけるイタリアの伝統的デザインは、機能性を追求しているので、シンプルかつ壊れにくいのだと思う。5時間くらいかかったけど、満足・満足。
**********
さっそく、このマシンを使って、パスタを作る。1回目はちょっと固めだったので、2回目は、卵とオリーブオイルを少々多めにして生地をつくり、お好みの太さにカット。フェテチーニとエンジェルヘアーを試作。これを、さっと1分くらいでゆで、トマトベースのソースで絡ませて食べる。うーん、やっぱりパスタがおいしい。。。
今回、パスタが柔らかくてくっつきやすかったので、次回は平たく伸ばした後、すこし乾かしてから、カットしようと思う。パスタ作りも一人で出来るようになったので、これからちょくちょく作ろうと思う。次回は、是非アニーのペストソースと組み合わせたい。

Friday, December 26, 2008

Italian Pizza (イタリアンピザへの道)

料理研究家であるアニーがピザを生地から作ってたりしていたので、ピザーラが好きな自分は、あれのせよう、これのせようと勝手にトッピングを投げ入れ、すぐボリューム満点ピザになってしまっていた(以下の写真。おいしいけどね)。

今回、イタリアへのグルメの旅(主目的はビジネスだけど。。。)へ行くにあたり、本場はどうなのだろうと興味津々。
**********
前回書いたように、イタリアのピザは、生地のおいしさとさっぱりしたトッピングが特徴。アニーも僕も、アメリカ風ボリューム満点からイタリア風クリスピーピザへ方針転換して、再現に向け始動。

あまり考えず、薄めのナポリターナ(トマトソースとアンチョビとガーリック)、それに手作りパスタを作る。パスタは、厚さが一定せずラーメンみたいに。。。ピザはおいしいんだけど、生地の焼き具合が今一歩ぱりっとこない。
**********
イタリア系アメリカ人のピーターに相談すると、「それは、僕持っているけど、ピザ・ストーン(石釜をオーブン内で再現)で焼かなきゃだめだね。」とアドバイスしてくれる。調べると80ドルくらいでオーブンの中に入れるピザストーンが売られていた。しかし、「研究経費としても、ちょっと高いなあ」と思っていると、全く同じ材質で格安の方法があることをネットで発見。ピザストーンと同じ陶磁器の材質のタイルが売っているHomeDepot(建材屋)へ行き、購入。5ドルなり。

そして焼きもぱりっといい!ちなみに下の写真は、アンチョビ、サラミ、卵、とカプリチョーザ風。生地がちょっと厚めでドライだけど、ローマのあの味まで近い!
**********
しかし、金属のトレイで焼いていた場合は、そのままオーブンに入れられたけれども、石の場合は、トレイから石へやわらかいピザをスライドさせなくてはいけない。特に、生地をうすーく伸ばして、その上にトマトピュレーを伸ばすしトッピングをのせると、金属トレイ上ではこのスライドがかなり難しくなる。スライドが失敗すると以下のようになる。いろいろ調べると、本場では木のべらでスライドさせる。クッキング専門店に行くと、ただのべらなのに、40ドルくらいする。、「研究経費としても、ちょっと高いなあ」と思った自分は、もちろん、目測で形と厚さを覚えてそこを去る。。。
**********
いつものパターン。同じ材質の板をHomeDepotで購入し、カットして作成。15ドルなり。金額だけでなく、作ること自体が楽しく達成感があるので、ついHomeDeptへいってしまう自分。 使い勝手良好。
**********
すべて道具・手順を揃え、アニーの助けもかりて、生地のレシピを改良し(小麦粉・オリーブオイルの調合具合)、再度挑戦。以下が最新作。うん、ローマで食べた味に近い!これからは、一人でもちょくちょく作ろうと思う。
ピザ創作熱も一段落、次は。。。手作りパスタかな。