Saturday, November 29, 2008

Italy Trip - Food (イタリア旅行-食べ歩き編)

ローマでは、観光よりも食べ歩きに焦点を置く。限られた時間であったけれど、料理研究家のアニーの地元の人が行くところというテーマで探索。気さくなタクシーの運転手にどこがおいしいか聞いたら、家だねと軽くあしらわれる。実際、値段が高いので、レストラン利用は主に旅行者用みたいである。

まずは、到着当日のお昼、ホテルの近くのピッゼリアのAG。ここのマルゲリータとフェテチーニアルフレードは、お値打ちですごくおいしかった。パスタはもちろん少し固めのアルデンテで出てきた。中華なべに盛られて出てきたのにはちょっとびっくりしたけど。
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フォロロマーノ近くのカフェで朝食。ナスのトマト煮とチーズのサンドイッチにカプチーノ。イタリアで安くておいしいのは、サンドイッチとコーヒー。ところで、コーヒーと頼むと小さいカップにエスプレッソが出てくるのがイタリア式。
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一人また一人と同僚がローマ入りし、2日目の夜、ホテルの近くのリストランテ、Maturaで夕食。うん、これは高かった。。。雰囲気あるけどね。料理は、ハイエンドのイタリア料理で、特に手作りスパゲッティが本当においしく、触発されたアニーは、現在手作りスパゲッティーの研究中。この前、パスタ機がないので、僕が手で伸ばして切ったら、厚さにムラがでて、中華そばみたいな歯ごたえになってしまった。
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出張中に僕の誕生日があった。目をつけておいた、ピザ・ビールのお店、グラッツェに行く。アンチョビがのった、うす生地のナポリターナは、絶品だった。このピザの家での再現に今奮闘中。

いっしょに頼んだペンネアラビアータはまあまあ。やっぱりピザ屋ではピザを頼もう。

手作りプリン。うん、これもおいしかった。こういう庶民的な店は落ち着くね。財布食べている気がしないし。
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毎朝ホテルのすぐ近くにあるカフェで朝ごはんを食べるのが常だった。ここのカプチーノとサンドイッチはフレッシュでとてもおいしい。合わせて、5ユーロくらい?
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イタリア風天ぷら(フリッター)を出すピッゼリアのエスト・エスト・エスト。観光客の行列でにぎわっていた。まずは、パスタポモドーロ(トマトソース)。まあまあ。
お気に入り、アンチョビピザのナポリターナ。 まあまあ。

そして、フリッターの盛り合わせ。日本の天ぷらの方がおいしいけど、結構いける。一番おいしかったのは、ご飯とチーズが混ざった(リゾットみたいな感じ)ものをコロッケにして揚げたやつ。
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セルフサービスで頼める、AutoGrill。アニーの研究としていろいろな種類を頼めてよかった。
これは、ポークにプロシュート(ハム)を載せ白ワインで炒めたもの。おいしい。

おいしそうなのまとめて取ってくる。頼むと目の前で料理してくれる。ポテト、パスタ、リゾット、サラダ、ブルスケッタ、カマンベールチーズ、ローストチキン。一番おいしかったのは、リゾットとローストチキン。レモン風味でローストしたあのチキンは、是非家でも作ってみたい。
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この外にも、パスタ専門店のパスタリートでニョッキ(ジャガイモ団子)とカルボナーラ、田舎風イタリアレストランのフルヴィマリで牛の胃のトマト煮(これすごくおいしい)とパスタポモドーロ、学生街にあるマリオスで定食(チキンとポークがメイン、サブにペンネアラビアータとパスタポモドーロ)を食べたり、ジェラート(シャーベット)専門店でジェラートを味見したり、スーパーで地元の人が買うプロシュートとチーズと焼きたてパンを買ってサンドイッチにしたり、アニーの興味が赴くままに、探索する。
サンフランシスコに帰ってきてからは、僕はピザの研究。もう既に、10枚以上は焼いているけどまだあの味が出ない。。。イタリア系アメリカ人にいろいろレシピ聞いたり、サンフランシスコでおいしいといわれているイタリア料理屋に行ったりと、イタリア熱はまだ冷めず。
今度チャンスがあれば、是非、みんなを連れてフィンランド・ヘルシンキとかに行きたいなと思う。

Friday, November 28, 2008

Italy Trip - Sightseeing (イタリア旅行-観光編)

10月の終わりにイタリア出張が入る。今回は、ヨーロッパに行ったことがないアニーを連れて行くことに。4日働き、前後の週末を観光・食べ歩きにあてる。ローマは、学生時代にバックパックで1ヶ月程度、ヨーロッパをさまよった時以来。その時に比べて、あんまり変わっていないのがローマたる所以か。

まずは、「ローマの休日」で言わずと知れた真実の口。あれいい映画だね。
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今回の出張の目的は、パートナー向けのゲーム戦略会議。ローマ市街が見下ろせる、小高い丘にある会議場で2日間にわたり、会議が開かれる。会議での情報収集、展示会での説明、そしてパートナーとの交流がメイン。向こうに見えるのが、世界最大の教会、バチカン王国、サン・ピエドロ教会。バックパック当時に比べて、タクシーに乗れるので助かる。。。
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会議初日の夜は、パートナーを呼んだディナーパーティーが、歴史的建造物兼パーティ会場であるお城で開かれる。この後、ローマでも歴史的な集中豪雨が訪れ、屋上でのカクテルパーティーは、テントが吹き飛ばされそうになり皆急遽避難。一階でのディナーは、なんとか豪雨が収まったので遂行する。その後、皆飲み会へ流れる。西洋人は、よく飲む。次の日仕事だし、ホテルへ帰ろうかと思ったけど、この際なので、残って横の交流を深めることに。なんとか2次会も無事終了。
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ローマに現存する歴史的建造物では一番保存状態がいいパンテオン。中には、あの巨匠、ラファエロのお墓があった。
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中央駅周辺をレストランを探して歩いている時に大きな教会があったので、入ってみると、そこにはなんと、イエスキリストが生まれた馬のかいば桶の木片が収められていた。すごい。。。
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ダウンタウンだけれどもそれほど高くないきれいなホテル、ユーロインターナショナル。近くにスーパーあるし、レストランや地下鉄の駅もある便利なところ。部屋からの景色。ローマの町並みは淡いオレンジ・ピンク色。
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ローマで一番にぎわっている青空市。野菜とチーズとスパイスの露天が一番にぎわっていた。ローマで気付いたのは、デニーズとかセブンイレブンとかマクドナルドとか、アメリカからのジャンクフードビジネスが皆無。そこらへんのカフェやお店でサンドイッチとか買うと、明らかに、その日に手作りで作られたものばかり。イタリアは、自然食が中心の健康な食生活のように思われた。
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やはりローマに来たからには、バチカン。サン・ピエドロ教会、美術館、その周辺を見学。かの有名なミケランジェロの天井画は、もうすごい迫力だった。まる一日見て回る価値あり。
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お決まりだが、コロッセオにも足を伸ばす。ホテルから歩いていけるので簡単。昔と一緒。何があるってわけではないが、お決まりコース。
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そして、その隣にあるフォロ・ロマーノ。ローマもよく頑張ってこういう遺跡をダウンタウンに残してるねと思う。まあ、ローマは観光で成り立っている街だから、何よりも歴史的建造物の保存が優先であるようだ。ところで、コロッセオで使用した入場券でこちらも入れると後から聞いてびっくり。どこにもそんなこと書いてない。不親切だね。結構ローマの観光場所の入場券は高いし。皆さん気をつけよう。

Japan Trip (日本出張)

10月始めに東京ゲームショウとビサの更新を合わせて日本出張が入る。ゲームパブリッシャー、ゲームデベロッパー、ライセンスホルダー、その他世界各地から集まってきている同組織の人達と、幕張及び都内で会議をこなしつつ、アメリカ大使館にビサ面接に行く。世界でのテロ発生を受けて、大使館前の警戒態勢は、とても厳しかった。

仕事を4日くらいでこなした後、パスポートが戻ってくるまで日本待機のため、週末を利用して久しぶりの東京探索。まずは、青山にある岡本太郎さんの記念館に久しぶり再訪。彼の生き方・思想は、とても自分に合っていて、ずっと助けてもらってきている。川崎、生田緑地に、岡本太郎美術館があり、そちらもとてもすばらしい。東京へ戻る時は、必ずどちらかに行くようにしている。ここ入り口。
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庭でたたずんでいる彫刻。線の勢いとやわらかさが気持ちをやわらげ・元気つけてくれるね。
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ここは、アトリエ。今さっきまで、太郎さんが絵を書いていたような、そんな雰囲気が伝わってくる、記念館で一番好きな空間。書きかけの絵画が所狭しと並んでいる。
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応接間。今は亡き、敏子さんの写真も飾ってあった。彼女の最後の仕事が、メキシコで発見された巨大壁画「太陽の神話」の修復。前々回の出張でたまたま汐留に泊まっていて、テレビ局前を歩いていた時、偶然その野外展示に出くわし呆然としたのが記憶に新しい。あの時取った写真はどこいったかな?修復された現物は、渋谷駅構内にすでに永久展示がされているはず。次回出張は絶対渋谷へ行かなくては。
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せっかく青山に来たので、大好きな表参道をてくてく歩いて、明治神宮にお参りに行く。生きて活動できていることに感謝をささげ、家族・友達・社会みんなが元気に頑張れるようにお祈りしてきました。神社は、緑あり、静かでいいね。伊勢神宮と出雲大社にいつかお参りにしてみたい。因みに、府中の大国魂神社にも今回お参りに行く。

Tuesday, November 25, 2008

SF Kendo Tournament (サンフランシスコ剣道大会)

またまた、大変ご無沙汰してます。出張、組織改変、そして世界同時金融危機を受けた職場体制変更、もう毎日めまぐるしく回ってます。こんな時こそ、剣道・居合道で学んできた胆力・呼吸力で平然としているべきところ、ちょっとへこんでいる状態。そんな時に、サンフランシスコ剣道道場50周年を記念し北カルフォルニア全域から選手を集め大会が行われたので、サポート目的及び気晴らしに参加。。。

いつものように審判として参加。最近審判をしていなかったため、反対側からの小手や合い面の判断、これに加え、会場使用時間の制限から、判定をしなくてはいけなく、とても難しい審判に午前中だけでくたくた。でもベストを尽くして、出来る限り公正な審判を行う。上半身は強くても下半身がついてこない高齢者の審判がとても難しい。剣道は、当たるだけではなく、刃筋や打突部、そして適正な姿勢が「切る」を仮定した有効打突の指標なので、手先で「ボコッ」とか当たっても、「本当に切れているのか」という観点も必要で、それでもかなりの強度な場合は致命傷な訳で、ここら辺の判断はいつも以上に難しかった。
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午後になり、有段者四段以上個人の部に参加。前日に、ストレス解消もかねて、大波の中3時間以上サーフィンをしていたので、筋肉痛プラス体が重い。疲れているし、勝てる気もしない。後悔しないためにも、「姿勢・息・心は崩さない」、「居つかないように、前後左右にすべるように動く」、「正々堂々」、「でも気は絶対抜かない」、など試合っぽくない心構えでいくことに決定。

打ち気全く無しが功を奏したのか、結構順調に勝ち上がる。あれっと思っているうちに決勝戦まで残ることに。
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終わってみれば、有段者四段以上個人の部と有段者団体の部の両方でバークレーとして優勝。なんかとてもラッキーな感じ。朝とてもつらいので、一瞬さぼっちゃおうかななんて思ったけど、行って良かった。
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今回、京都からわざわざこの大会に来ていただいた剣道範士八段楢崎先生。後日サンフランシスコ道場で練習をお願いしたところ、本当に全身が自然体で気を発している感じ。そんなに剣や体を動かさないのに、バシバシ決まる。自然な剣道だなあと並んでいる時に見入っていた。練習の後に、ご挨拶に行く。話をすると、本当におおらかな、えばらない、ジョーク連発のすばらしい先生だった。先生の受け流し、出小手、抜き胴、これは眼に焼きついているので、これから練習。
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楢崎先生と共にいらっしゃった剣道七段、居合道範士八段の森田先生。居合の演武の時、すごい迫力とその音無しの足捌きがすごかった。剣道でも稽古をつけてもらった。体の軸を崩さないまま、道場をアメンボみたいにすーっすーっと移動して、あらゆる技を出す。うわーっと言う感じ。練習の後皆でビールを飲んでいる時、余興としてハーモニカ取り出し、「故郷(ふるさと)」を演奏、まさにエンターテイナー。楢崎先生と僕ら一同は一緒に歌う。日本の唱歌はいいなあと思った。今回は居合道の練習に加われなく残念。
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両先生とも人間としてかっこいい。僕も、ああいうおおらかな、剣道家・居合道家・武道家でありたいと思う。最近、伊藤先生、島野先生、寺地先生と、スカッとかっこいい剣道・居合道の先生に教えを受ける機会に恵まれ本当にラッキーである。 サンフランシスコにいる利点かな。