Friday, May 29, 2009

Goal(目標)

詳しくは覚えていないけれど、南方熊楠の話を読んだ時、そのガッツに感動しつつも、なぜ東洋人として異例な大英博物館からのオファーを受けた時、それを受け、その能力を存分に発揮し公に知らしめなかったのだろうと疑問に思っていた。たぶん、自分も日本の外に出て思いっきり学んでみたいと思っていた時期だったので、そのような機会は目標に合致していると思っていたので解らなかった。ちゃんと研究したわけでもないのであくまで推測だけれど、彼の目標は、外にあったのではなくて、内にあったのかなと思う。社会的に何かをなすことではなくて、自分でやりたいと思ったことについて、実際にやって、自分にたいして言い訳をしない、後悔をしない、ということなのかなあと。中南北米を回り、イギリスでも研究をごりごりやってその研究成果を発表することが大事だったのかなあと(いろいろ1900年当時は人種差別とか大変だったと思うけど)。「思う存分やった」と言える人生はいいね。日本を出る時立てた目標をクリアした今、次の目標を「内」から紡ぎ出すために、書いたり、話したり、読んだりしている。すばらしい友達、ネットも含め、情報へのアクセスが豊富な今、あとはいかに、自分の「内」のささやきに耳を傾けるか。これ結構難しいよね。聞こえそうで、聞こえにくい。。。

Sunday, May 24, 2009

Smile(笑顔)

最近笑顔について考えている。結構初対面とかネットワーキングとかが得意でない自分であるが(仕事上のことならとことんつっこんでいけるのだけれど。。。)、笑顔についても、あんまりニヤニヤしてるのは、なんか媚びへつらっているようで好きではなかった。英語では日本語のようにタイミングよくギャグやボケも出にくいのも重なり、オフィスでも知り合うまでは怖い堅物だと思われているかもしれない(知り合った仲間からはおもろいやつだなぁって言われるけど)。

最近、業界研究や仕事の方向性を考える上で、仕事以外にもっと外に出て意見を交換しようと思って、外へ出てみるとやっぱりなかなかうまくネットワークできない自分がいる。でも他の人も同じで、話かけようとしても又は話しかけてもブスッとしている人が多かったりする。ふと、自分も外からはこういう感じに映るかもと直感した時、さわやかにニコニコしている人を目にした。ニヤニヤというのではなく、自然な、人格からかもし出すような笑顔、見ていて安心するし、話してみたくなるし、場を和やかにするし、あーいう笑顔っていいなーと思った。

他人への思いやりという観点からも、笑顔が人の気持ちを安心させ、ブスッは人の気持ちを閉じさせてしまう、ということを実体験として(いまさらそんなことに気付いたの?と言われそうだが。。。)経験した。今まで、人に迷惑をかけないように、出来るだけ自分の事は自分で解決し、自分の足で立つべく、一所懸命に生きてきたけれど、違う観点で人に迷惑をかけていたかもなあなんて思った。

ということで、遅ればせながら、本心からの笑顔を、自然に、常時、醸し出せるようになりたいなあと思うのである。「感謝はしているけど、心の中だけ」ではなくて、「瞬間瞬間の感謝が、笑顔に出るように!」なんてね。

Sunday, May 10, 2009

Napa Trip(ナパへ)

毎年恒例のこの時期に、シアトルからホストブラザーのギャリーがサンフランシスコへ遊びに来る。彼はワインが趣味なので一緒にナパへ向かう。何百もあるワイナリーの中でどこに行くか選ぶのはたいへんだけれど、今回は前回と同じく、ターンブル、ホワイトホールレイン、ギグリッジヒルに行く。友達のれいりがいた時は、他にも、スタッグズリープ、ジョセフフェルプス、オーパスワン、モンダビ、ベリンジャー、フロッグズリープなどに一緒に行っていた。最近では、映画監督で有名なあのニバームコッポラは、他の資本に買収されて昔のように気軽に訪問できなくなっている。
朝早く起きて、9時にはサンフランシスコを出発。10時には、ここターンブルへ。ここの庭は、鳥がたくさん囀っていていつ行っても気持ちいい。

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今回はギャリーがクラブメンバーになったので、リザーブワインのビルでのワインテイスティングにゲストとして無料で参加。冷房が効いた落ち着いた雰囲気の内部はとても心地がいい。
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ダークチョコとかチーズとかも提供され、シャルドネから、カベルネソーヴィニョン、ジンファンデル、シラーといろいろ試飲できた。ここのワインは僕のような初心者にも飲み易いなめらかな味わい。アニーと僕がもう少しの量ワインが飲めれば、クラブ会員になってもいいかなって気がしてきた。
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ミニ君もリラックス。3つのワイナリーを訪問後、近くでサンドイッチを買って木陰で昼食。ギルグリッジヒルでミルクをたんまり飲んだ彼は、爆睡状態。この後早めにサンフランシスコへ帰り、アニーと僕とでリブアイステーキと手作りペストパスタを作り、ギャリーが買ってきたホワイトホールレインのカベルネと共に夕食。リッチな一日だった。。。そう、もっと運動しなくては体重が増えるばかりである。。。

Cinco De Mayo(5月5日)

五月五日は、メキシコの独立記念日で、メキシコ人が多くパーティ好きなカルフォルニアでは、CincoDeMayo(シンコデマーヨ)といって、ほぼ全てのメキシコレストラン・バーで、テキーラ飲みまくりのパーティーが行われる。僕も昔、友達とサンディエゴから徒歩で国境を渡り、メキシコのティフアナにシンコデマーヨのパーティに参加しに行ったことを思い出す。ショットグラスに紐がついていて首からかけて、バーを渡り歩くんだよね。
ところで日本では五月五日は端午の節句。ばたばたしていて、鯉のぼりとか鎧兜とか手に入らなかったけど、ミニ君の健康を祈って何かをしなくてはと考えた結果、本人に参加してもらい、岡本太郎手ぬぐいを腰に巻き、手作りの紙兜と剣道の小太刀で、初節句のお祝いを居間で。来年は手作り鯉のぼりだ!鯉のぼりが空でゆらゆら舞っているのは本当に見ていて気持ちがいい。小さい時に庭で鯉のぼりをじいちゃんに上げてもらってずっと見上げていたのを思い出す。いつかは、本当の鯉のぼりを空で泳がせたい。

Friday Surfing(金曜サーフィン)

今も忙しいのだけれど、そのうちもっと忙しくなるのでそれまでは出来るだけ近況をアップしようと思う。

ところで最近早めに仕事に行くようにしている。朝誰もいないオフィスでの1-2時間はかなり仕事がはかどるしね。時には日の出のタイミングで出社したりすると、自分のオフィスの窓から日の出が見えたりする。
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この前の金曜日は朝6時前からずっと移動や会議で詰まっていたので、午後に入ると頭がショートし始める。必要なメール等を送った後は、仕事を早めに切り上げ、オフィスの仲間のステイシーとパシフィカの海岸で待ち合わせ。いい感じで波がたっているけど、沖に出るのが難しそう。。。
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久しぶりに海の中の修行へ。ステイシーはがんがんに海に行っているので、クローズする波をくぐり抜けどんどん沖へパドルしていく。残念ながら最近さぼり気味の自分は途中で波に押し返され、もう一度場所を選び直しパドルアウト。なんとか沖へ出る。マジ疲れた。パドル筋の再訓練の必要を感じぜずにはいられない。でも頑張って沖へ出た甲斐があり、沖では大き目の波がたくさん立っていて、何本か長く乗る。この何ヶ月間ちゃんと長く乗っていなかったのでマジ気持ちよかったー。今度はジェ二ファーやハイジも引っ張り出して行きたい。そのためには仕事の効率を上げなくては。。。

Thursday, May 7, 2009

Atsushi's Kitchen(アツシズキッチン)

アニーに最近ピザ作ってないねぇと話していたら、ある日「ピザのドウできてるわよ」と言われた。アツシズキッチン始動。一番難しいピザ生地は、アニーズキッチンから取り寄せたのだけれど、伸ばしたり、盛り付けたり、焼いたり、取り出したりという労働集約的なところは、僕が担当。結構この状態からピザストーンへのスライドが一番の難関である。

今回は、生のマツレラチーズを使う。うーん、なかなか本物っぽい。うまくいく予感。。。
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板からピザストーンへの完璧なスライド。ピザがふにゃふにゃなので結構難しい。アニーも「すごーい!」と必要以上に驚いてくれたので、ピザ職人としてのプライドは守られた。もちろん、オーブンはしっかり20-30分くらい熱しておいたのでスライドの瞬間、ピザ生地が「ジュッ」という音を立てていた。
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かなりうまくいったかも。おいしさでいえば今までで一番かな。あえて言うなら、マツレラチーズにちょっとチェダーチーズを加えたりしたんだけれど、それは必要なかった。そして、どうにかして、チーズは焦がさないけど、ピザ生地をもっと焦がす工夫をしたい。まあ、薄さといい、チーズのとろけ具合といい、あのイタリアンピザ(http://atsusf.blogspot.com/2008/11/italy-trip-food.html)にかなり近い。ローマへは、あともう少し!完成品は是非ピーターに試食してもらい、イタリア系としてのコメントを残してほしい。。。

Monday, May 4, 2009

Annie's Kitchen(アニーズキッチン)

相変わらずアニーの食卓は盛りだくさん。中華もあれば、日本食も。イタリアンもあれば、タイやインドも。外で食べるより絶対おいしいと思うね。でも時々研究がてら新しいレストランに行ったりするけど。

これは、家で栽培したチャイニーズガーリックと台湾ソーセージ、チャイニーズほうれん草、卵とトマトとえびのあわせ、魚スープに、胚芽米。うん、やっぱりおいしかったです。

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これは、手作りパンの手作りベトナムサンドイッチ。知っている人いると思うけれど、ベトナム料理では、フォー(ラーメンみたいなやつ)に加えて、サンドイッチとアイスコーヒー(アイスコーヒーは原宿のGapの近くの喫茶店で飲めるよ)がめちゃうまなのである。フランスの植民地だったことからレシピが生き残ったようだ。フランスよりパンとコーヒーはうまいんじゃないかなんてアメリカ人と一緒にフランス人をからかったりしている。アニーと僕はちょくちょくベトナム料理を食べに行くので再現したようだ。
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そして時々出てくるのが、石焼ビビンパ。石のお皿は前に購入。本当にじゅうじゅう音がしながら出てくる。そして大好きな秋刀魚の塩焼き。
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この前ガレージセールで買ったミニ釜(ちゃんともえる燃料が下に入る)にはちげ鍋。右はなんかの豆でつくった豆腐。けっこういける。

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カルビまで出てくることもある。最近ちげ鍋を研究しているようで、ちげ鍋連投である。そこらへんの韓国料理レストランよりおいしいレベルまで上がってきていて本人も納得いったようだ。助かった。3日連続のちげの後は、朝のトイレがきつい。。。アニーズキッチンを前に、食べすぎにならないようにかつ週2-3で運動しないといけないなぁと思うのである。

Picnic in UC Berkeley(バークレー大学でピクニック)

ひさしぶりにバークレー大学のキャンパスへ。晴々した空の下、ストローラーを車に詰め込みベイブリッジを越えてバークレーへ。バークレーエリアは毎週2回夜に剣道の練習で行くけど、日中キャンパスには最近行っていない。昔よく行っていたホットドッグ店の「トップドッグ」(ソーセージが10種類くらいあって、ドイツっぽい味、マジウマ)でホットドックを、フードコートのイタリア料理店でペストチキンパスタを購入し、てくてく構内へ。
やっぱりカンペニルタワーだよね。ここトップまでエレベーターで登れます。なんか芝生の上で寝転がってると、MBA時代にタイムスリップしたような感じだった。この左をあがっていくと、ビジネススクールの校舎がある。

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もちろんミニ君も一緒。さすが、Cal(UCバークレーの通称)メンバー。本拠地バークレーではかなり居心地よいらしく、グーグー寝ていた。僕のサーフィン帽をかぶり、なんかメキシコから来たソンブレロをかぶっているおっさんのようないでたち。 靴下も長靴のようで似合ってるねぇ。

当日はビジネススクールの2004年卒のリユニオン(同窓会)だった。毎年初日に催される代表講演会にネットワークと勉強の為に参加するのだけれど(去年はノリと参加http://atsusf.blogspot.com/2008/05/haas-reunion.html)、今回は全く忘れていた。。。次回はまた参加しようと思う。

Sushi Roll(手巻き寿司)

山菜狩りのピクニックで太巻きがおいしかったので、その日の夜は手巻き寿司に決定! 早速ポイントレイェス国立公園の帰りがけにジャパンタウンの日系スーパーに寄りネタ探し。かつおのたたき、はまち、さけ、まぐろ、貝など、新鮮でお得な価格。余った太巻きのネタ(たくあん、きゅうり、しいたけ、たまご)に加え、刻み納豆もあわせ、寿司めしを用意し準備完了。 ぱりぱりの海苔に巻いてたくさんおいしくいただきました。あまったネタはズケにして後日ズケ茶漬け。寿司めしはおいしいし、やっぱり寿司はいいね。日本で育ったことに感動を覚える瞬間。手作り寿司を食べながら、ふと、MBA時代やっしー先頭にロックのでっかい家でみんなで寿司パーティーを何回となくやったのを思い出す。MBAは大変だったけど、一本ビシッと筋の通った積極・ネバーギブアップ精神の友達(特に日本人留学組)にめぐり合えて一緒に勉強して夜な夜な語り合って影響を受けたのは本当にエキサイティングだった。会社とかMBAとか選ぶ時、同僚とか学友がどういう人達かが大切だね(でも付き合ってみないと解らないので難しいけど。初めて会ったとき、ロックもエディーもこわもてだったしなあ。。。)

Edible Mountain Vegitable Picking (山菜狩り)

ジャイ子ちゃんのブログでワラビの季節なのを思い出し、先々週の週末に、昨年見つけたワラビスポットへ山菜狩りに行く。サンフランシスコを車で1時間くらい北上するとポイントレイェス国立公園があり、その側道のトレッキングの道にワラビが群生しているのだ。まずは、公園入り口のピクニックエリアで腹ごしらえ。今回は日本の遠足っぽく、手作りのお稲荷さんと太巻き!おいしかったね。
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昼食後、昨年くまなく歩いて探し当てた幻のワラビスポットへ。ミニ君もワラビ狩りに駆り出される。3人で誰もいない静かな山道をワラビを探しながらてくてく歩く。森のにおいと柔らかい日差し。とってもやすらかな感じで気持ちよかったね。さすがに北カルフォルニアでワラビ狩りをするのは、僕達くらいかな?
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残念なことに、最近暖かかった為か、ワラビはみんな元気に大人になっていて、ほとんど葉が開いて硬くなっていた。なんとか探して、20本くらい集めたけど、去年に比べると収獲はかなりさびしい。昨年はタイミング良くて買い物のビニール袋一杯に採れたのに。。。来年は、もっと早めにチェックし始めようと思う。因みに、家に帰って、アニーが適当に味付けしたら、まさに田舎の漬物のようにいい感じで食卓に出てきた。さすがだ。。。

いろいろ現代になり変化はしてきているけれど、山菜狩りとか自然とのふれあい・共生を楽しめる感覚は、日本人だからこそあるもので、大いに楽しみ又大切にしていくべき文化だね。