Wednesday, July 21, 2010

I-280(インターステイト280)

ご無沙汰です。いろいろあってはまってました。おまけに、PCがウィルスにやられ修理と日本語環境設定するのに時間がかかりあっという間に数週間。仕事も7月はいろいろ仕込みが必要なためかなり目白押し。集中力を保って一つ一つこなして行きたいと思う。

ところで、現在サンフランシスコからパロアルトまで毎日1時間弱かけて車で通勤しているのだけれど、みんなによく言われるのが、「1時間も車で通勤大変じゃない?」というもの。そう、そもそも運転があんまり好きじゃないので、そうなのだけれど、この通勤に限っては、ぜんぜん苦にならないというか、心からリラックスできる時間だったりする。

自分が使っている高速道路のI-280のサンフランシスコーパロアルト間は、他のルートであるI-101に比べちょっと遠回りでアップダウンがある反面、渋滞がなく本当に風光明媚なルートである。毎朝7時頃、霧がかった朝のサンフランシスコを家の近くのガススタンドでコーヒーを買い出発。軽い渋滞に巻き込まれつつ、サンフランシスコを抜けてI-280にのる。そしてミルブレーあたりから霧を突きぬけ、真っ青な空と深い緑の山に突入。92号線に近づくにつれ、ひろーい谷間が開き、右に湖が広る。湖の向かいの山の峰からは、反対側の太平洋からのぼってくる霧が見え隠れしている。そこから右左の緑の丘をゆったりカーブしながらアップダウンし橋を超え、その内左右の牧場に牛と馬がちらほら。これをずっと、一番右の追い越され斜線でのんびり走る(とはいっても他の車の時速120キロに比べて時速100キロくらいだけれど)。最後に、左側の丘に、でっかいスタンフォード大学研究施設のアンテナを見ながら、高速を降りて、HP本社を通り過ぎオフィスへ到着。帰りはその反対で、きれいな午後や夕焼けを楽しみながらミルブレーあたりまで走って、その向こうから迫ってくる霧と雲の中へ突入していく。霧や雲がない時はちょっと最後に遠回りをして海辺に回り、波や夕日を見ながら走って、最後にゴールデンゲート公園内の森の中を抜けて家に着くというもの。

それでもって、毎朝・毎晩ひろーい地平線や湖や山や空を見ていると、自然と自分や家族が健康に生きていること、衣食住が足りていること、勉強になる仕事をさせてもらっていることなど、幸運だなあ、有り難いなあという気がしてきて、自分はどうすれべもっと貢献できるのだろうかという思考に移り始め、家族にはこうしよう、仕事ではああしよう、という感じになる。そこで、イベント計画や、仕事の段取りや、中期長期的なキャリアについて考えたりする。又そのうち、剣道のことや、居合道のこと、ボランティアのことなんか考えたりしている。これが、追い込まれている時には、「通勤中はじたばたしても何も出来ないんだから、腹くくってゆっくりアイデアでも練るか。」みたいな、クールオフ・休憩時間にもなったりもする。

いろいろ考えて、オフィスの近くに引っ越そうかなあと思っている反面、この無駄なようでとても心地のいい通勤時間をなくすのはもったいない気もする。環境のことを考え、オフィス付近から自転車通勤が一番いいのかもしれないけど。どっちにしろ、今は、毎日の通勤時間をリラックス及びアイデア出しに十分活用していこうと思う。出来れば、もっと早く起きて出勤し、先手先手で仕事をガンガンこなし、剣道・居合道のない日は、帰りがけにサーフィンに行けるぐらいに効率をぐんと上げられるといいんだけれど。。。とにかく頑張って行こうと思う。

2 comments:

test said...

通勤途中にアイデアが生まれるのは素晴らしいですね。僕は大阪に住んでますが、通勤時間はドアツードアで片道45分くらいです。電車に乗ってるのは実質15分なんですけど。もう少しオフィスの側に住んでも良かったかなと思ってます。

Unknown said...

景色を楽しみながら、気持ちよい通勤コースを走れて本当に幸せな環境にいると思います。すばらしいひらめき、アイデアをキャッチして皆に喜びを。。。