Friday, November 12, 2010

World Evolving(世界は回る)

この前いい記事を読む。技術系の記事は通常ドライなものだが、半分芸術性を求められるアーキテクトの記事なのでドラマチックでさえある。ただこの記事はこれからくる世界を技術的な面からいろいろな示唆をもって伝えてると思う。

http://ozzie.net/docs/dawn-of-a-new-day/(英文だけど。。。)

最近時間の流れ、状況・環境の変化、テクノロジーの発達等、世界が回る速度が急加速している気がする。インテルのアンディー・グルーブなども創造的破壊をもうずいぶん昔から言っていて、理屈ではわかっていたけれど、ここ最近生きる実感として、「今の状況・地位が将来を保証することはない。自分からどんどん自分を変えていかなくては生き残れない」ということを肌で感じる。テクノロジー・人々の行動が急速に変化するなか、企業としてそれを今の地位を脅かす避けたい脅威と捉えた瞬間に破滅に一歩近づき、企業にとって避けられない乗り越えなくてはいけない挑戦と捉えた瞬間に創造に一歩近づくのではないだろうか。これは、個人にとってもコミュニティーにとっても又国家や政治についてもそうなってくると思う。あまりに多くの部分がめまぐるしく変化しているので混乱しがちな反面、全ての部分の意味を深く理解し、全体を見渡せる視野を持ち、作り上げたい創造のビジョンを示し、その上で部分部分を全体にまとめあげるオーケストラの指揮者みたいな、そんなマエストロなリーダーが今あらゆる集団で求められているのだと思う。特に新しくないコンセプトなんだけれど、ただ最近本当にその切実さを身近に感じる。

船には乗ってしまった。陸はない。いつまで続くかしれない嵐がそこかしこで吹き荒れている。嵐に向かうと抵抗が強いが、一緒に向かっていくと結構操縦しやすかったりする。自分としてのオプションは、船で生きる腹を決め、酔い止めを飲み体をならしつつ、一番貢献でき楽しめそうなポジションを探し、さらに自分の技術・貢献の向上に取り組み、船とチームの維持に寄与。船長は大丈夫か。だめならどうするか。陸を見つけようとすることに希望を見るのか。他に希望があるのか。そこらへんがまだわからない。

No comments: