Sunday, April 15, 2012

Hardship and Reward (試練と救い)

もう4月半ば。剣道も居合も週一がやっとでなかなか修練ができていない。。。サーフィンに限っては前回いついったのか思い出せない。。。夏を前に調子を取り戻さないと。

ところで年初から仕込んできたプロジェクトがここ数週間第一の山場を迎えていたため、すごく忙しかった。日によっては、朝3時起きで、ぶっ続けで働き、24時間後の3時にやっと寝床にたどり着くみたいな状況もあった。ただ今回のプロジェクトは、自分が提案した方針をプロジェクトチームの開発計画に反映させてくれるなど、貢献できるやりがいのあるもの。ただ、プロジェクトリーダーが他社にヘッドハントされされたりと難しい状況にもなるが、残ったメンバーが強力なメンツなので最後までやり抜こうと互いに誓う。そんな中で、自分がプロジェクトを引っ張っていくことになり、より上の人間と交渉・協業していくとこになる。

ところが、がっつり頭を突っ込んでみると、今までに体験したこともないくらいの政治的なやりとりがなされているのでかなりびっくりした。聞いてはいたがここまでとは。。。特に自分のチームの上のほうがすごいことになっている。もうだめだと言われていたプロジェクトの交渉を自分が引き受け、パートナーシップをゼロから築いて、プレゼン資料もゼロから作り直し、交渉も成功に終わらせ、それに加え、より大きい組織用プレゼンも他の人ができないので寝ないで準備・交渉し、それも成功に終わらせたのに、「君にはまったくがっかりしたよ。何してたの?」くらい言われた時には目が点になった(もちろん言った本人何もやらなかったのに、成功は全て自分のものと吹聴している)。その言動はあまりにプロ意識に欠けていたので、しっかり反論して、事実を明白にしたが、ドラッカーも言っていたように、どのような人間を上に上げるかでその組織の未来は決まるというが、さてこの組織は大丈夫なのか。

でも怒るというよりかは、それならもっと頑張ろうとやる気が沸いてきているのだが、最近、前だけ向いていてはやられるので、360度、後ろからも攻撃されてもすぐ対応できるような、そういう感覚が身についてきている。まさに武道をやって、四方囲まれた中で、どこまで有効に戦い抜けるかを証明しているような。。。でも少ないながら強力なチーム員(自分も入れて4人のコアメンバー)と戦い抜くのはジャングルを背中合わせで進んでいく冒険のようなスリルもともなう。太郎さんも言っているように、現代文明は人を専門化・機能化させ、いろいろな意味で社会を追い詰めて行き、それはどんどん悪くなっていく。そんな中でどう最後まで有効に戦い抜くかが生きがいなのだし、それしかむなしくならない方法はないのではないかと。同感である、食っていくのに困らない現代、何に命を賭けるのか(命を賭けないとむなしくなる)?一瞬一瞬に全力を尽くす。困難即生きがい。まだそこまでには達していないけれど、そう言い聞かせて、毎日プロジェクトに向かっている。

ところがそんな時にとてもうれしいことがあった。僕のチームにもう一人僕よりシニアーな人を雇い入れようとしているのだけれど、来る人来る人ぱっとしない(こっちでは、新しく人を雇う時は、チーム員自ら面接を行い、合否に影響を与えられる)。特に、自分より上のポジションなのに、来る人皆自分以下か同じくらいで、この人が入ってきたら自分の気持ちの中でやり難いだろうなと思っていた。前に言ったニコおじさんくらい出来る人が来れば納得いくのだが。。。そんな中、なんとかまともだけれど、自分と履歴や能力も同じ位の人が入りそうなので、まあ性格も悪くないししょうがないかなあと思っていたところ、最近仕事をしている戦略部門にいる人(僕よりシニアー。僕は事業開発部門。戦略部門の人も事業開発部門の人を採用面接する。)が連絡を取ってきて、「なぜAtsuよりシニアーであるべきこれらの候補者がAtsuより出来ないか同じくらいなのか?僕は彼らとパートナーを組まなくてはいけないので、納得いかないし、Atsuにフェアーではない。僕はそのように人事に言うことにする。」と言ってくれた。思ってはいたけれどうまくいえなかった自分としては、とてもうれしく、まあ、彼らが雇われるかもしれないけれど、このコメントを聞いたこと自体にすごいエネルギーをもらった。お世辞かもしれないけれど、けっこうしんどかったので、気を使って言ってくれていることがとてもうれしかった。

ということで、山あり谷ありの珍道中継続中です。あと、いままでいろいろ暖めてきた夢に少しづつ現実味が出てきているので、それもどう展開していくのか。マヤ暦激動の年、2012年、一瞬たりとも気を抜かないで行こうと思う。

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