Friday, December 3, 2010

Cool Colleague(すごい仲間)

まだ社会に出てから15年くらいでこれからまだ道のりは長いが、今までいろいろな人と働いてきた。1年程前からパロアルトで勤務しているが、まさに人種のるつぼだと思う。英語は読み・書き・会話いまでも学習途上という感があるが、ここにいるとふとそれを忘れる時がある。というのも、英語が共通語であるけれど、明らかに英語圏でない人が多い。今かかわっているプロジェクトだけでも、ポーランド、インド、エストニア、ロシア、中国、台湾、イギリス、フィンランド、エジプト、ドイツ、日本、韓国、そしてもちろんアメリカの人とオフィスで顔を合わせる。

また、それに加えて自分の所属するチームがなかなかおもしろい。どんなチームでも人それぞれいろいろあって表裏で人の足を引っ張り合ったりするものなのだが(いままでかなり巻き込まれた経験あり)、今回のチームは一味違う(か自分だけお人よしでそう思っているのか)。一人一人がなんかこう仕事と人生に自信を持っているようで、他を助ける余裕がある。しかしやさしいというのではなくて、交渉相手としてはかなりやりにくそうなアグレッシブさを秘めてもいる。チーム内でもぎりぎりのラインで建設的な批判を繰り広げ合うが、最後には「じゃあ、やろうか」という前向きな雰囲気がある。

そんなチーム員の一人ニコというおっちゃんがいる。いろいろかっこいい男を見てきたが、彼はAtsu的には超かっこいい生き方に属する。見た目は、キューピーちゃんがおっきくなったよな風貌(目がくりっとして、薄いけどちょこんとたった金髪に、お腹ぽっちゃり系)なのだが、ロケットエンジニアでPhD、コミュニケーション力、プレゼン力、企画力、交渉力、ビジネスモデリング、語学力(英語・ドイツ語・フィンランド語)、人を笑わせるウィット。子供も三人いてスーパーおやじである。

しかしこのおっさんのかっこよさはここからだ。例えば、彼の子供が学校で「うちと父ちゃんはすごいんだ。なんでも作れるんだぞ!」なんて言ってると、他の子供は「何言ってるんだ。作れるって言ったって、椅子とかだろう。たいしたことないじゃん。」なんてところだろう。いや、彼は本当になんでも作ってしまう。見せてもらった写真だけでも、オートバイ、飛行機、船、腕時計、、、。組み立てるだけでもたまげるのに、パーツも鋸とかドリルでがんがん作ってしまう。セイコーの逆回転時計はここ(www.suukko.com/ps)。

僕はいつも物つくりにあこがれてきたので、彼の物つくり魂を垣間見て感動してしまった。僕よりも数倍のインパクトを仕事で残していて、おまけにこんなすごいことまでしてる。まったくどういう時間のやりくりをしているのやら。一度一日弟子になってかれのアプローチを真似する必要あり。

No comments: