Friday, November 29, 2013

Timing(タイミング)

最近今後どのように剣道についてアプローチして行こうか考えていたところとてもラッキーなことが起こったのでした。仕事や家族で忙しい中、地域で開かれた1日半の審判講習会に参加することに。家族には週末がつぶれるのでいやがられるが、コンスタントにある試合とかは出たいけれど通常遠慮しているので、今回は日曜昼までには帰って来て庭仕事に精を出すという約束で参加。審判講習会では審判として練習すると同時に、デモ試合要員としても積極的に参加してとても良い練習になる。通常練習出来ない他の道場の人と試合が出来、又、全米レベルの先生が審判を見張っているので(自分が審判の時はかなり緊張)、安心していろいろな技を出して行けるし、審査みたいな気持ちで、じっくり且つ駆け引きについていろいろ試してみる。そんな、とても実りのある1日半でさあ帰ろうかと思っているところ、午後に同じ場所で昨年の全日本優勝者の木和田先生によるセミナーが開かれる!現役選手の頂点。。。

因に練習後一枚一緒に撮ってもらいました。背が高いですね。先生が渡米されて各都市を周り日曜日にセミナーがあるのは聞いていましたが、審判講習会の一部と思っていたので、それらしき方がいなかったので、お昼には帰ろうと思っていたのですが、お昼から夕方までの予定とのことで、急遽参加することに(これを家族に知らせなかったのでその後数日寝る場所及び朝食・夕食がなくなることに。。。)。居合ではほぼ毎回通訳をやっているのですが、今回は剣道の通訳を頼まれたので喜んでさせていただきました。正代先生に続いて二人目の全日本チャンピオンの方の剣道を近くで拝見出来るのはカルフォルニアにいる恩恵その一言(世界最速面の高鍋先生も以前来られたのですが出張中で残念参加出来ず。。。)。

通常訪問される先生方とは基本練習から稽古への流れなのですが、今回は、先生曰く「私は先生というよりもまず現役で戦っている選手です。その視点から、実戦で使える技について、教えたいと思います。」とのこと。

何!?現役頂点の選手から技について教われる?ホント?そんなのありか?

そして基本でありながらどういうロジックで本番に備えているのかというような稽古法を順々に教えていただく。ずっと昔からどう攻略すればいいのかなあと思っている場面(これは多分みな同じようなことを考えているのでは)を持ち出しては、これについては、この練習、次、こういう場面の為のために、この練習。翻訳最中でもすごいと思うことがたくさんあるので「This is great!(すごい!)」を感動シャウトしつつ翻訳していたので、皆は笑っていたけれど、教えの価値を皆に伝えられたのではないかと思う。

又、皆がドリルしている最中は時間があるので、以前から疑問に思っていた事を矢継ぎ早に質問すると、短く具体的は方針がスパッと帰ってくる。稽古量と実戦経験が整然と彼の中で整理されていてどのような状況でもパッと取り出せるみたいである。考えつく限り全ての質問をして全てアドバイスをもらえたのであとは練習して自分なりにアレンジするのみである。仮説の幅が広がると検証しがいがあるので稽古がおもしろいものになる。

ということでいいタイミングで方向性が見えて来る。又、同じタイミングで来年春に日本へ仕事がてら剣道と居合の練習に行けそうな感じなので、それを新たな目標としてこれから3ヶ月仕事・家族・武道の全てに全力を尽くして行こうと思う。あとは、寝場所と食事を確保する為にも家族への事前報告を徹底しなくては。。。

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