Sunday, October 3, 2010

Passion(情熱)

久しぶりに岡本太郎さんとじっくり話している。いろいろな変化、将来への道筋、何か調整が必要。聞きなれているけれど忘れていた言葉「情熱」。全身・全力で体当たりする気迫。自分の中から噴出してくる精神の炎。外に飛び出すための準備・忍耐に情熱を燃やしたり、飛びだしたアウェイで生き抜くことに情熱を燃やしたり、つらくて報われなくても挑戦すればすっきりするからと、いろいろなことに情熱を燃やしてきた。これからは、情熱を燃やす対象を掴み取りつつも、同時にその情熱を自分に対して燃やす、つまり自分と対決するべきなのかもしれない。自分の中の不安や迷いの気配を感じたら見逃さず素早く掴み取りそんな自分を蹴飛ばす。

太郎さんは「現代社会は人間全体として生きるのが難しくだれでも虚無感を感じてしまう。それを突き破るには僕みたいに自分のマイナスに賭けるんだ」と言っている(そして壮絶に生き抜いている)。自分なりに解釈すると「結果(成功したい)を考えると不安(失敗したくない)になる。身体(結果)にとらわれると(失敗したくない)、心(情熱=生きがい)が死ぬ。身体(結果)にとらわれないと(失敗してもいい)、失敗して社会的・経済的そして身体的に死ぬかもしれないし死なないかもしれないけれど、死ぬその時までは心(情熱=生きがい)は生きる(つらいけど)。死ぬこと(死んでもいいと思うこと、でも死にに行くのではなく、生きるために全力を尽くすこと)が結局強烈に生きることに繋がる。死即生。虚無感を乗り越える(生きがいを感じる)には、情熱を押し通すことによる受けるつらさ(マイナス)を喜んで受け入れ、過去と未来(結果)を切り捨て、ただその瞬間に全力を尽くす」ということ。武道や禅でいう「生きたければ(悟りたければ)死にに行け」というのはこういうことなのかなあ。

自分の生活で言うと、自分の弱さを事前に鋭くキャッチしてそんな自分を一発蹴飛ばして目覚めさせてから物事に取り掛かるとなにかこうやる気がもりもりっと湧いてきて自他ともにすがすがしかったりする。ただとことん追い込まれた時にも一発蹴飛ばせるかが問題だがそれまで百回・千回蹴飛ばし慣れればもしかしたら出来るかもしれない。下半期もあと3ヶ月。久しぶりにこれでもかというくらいに情熱を吹き上げて突っ走ってみたい。

No comments: